2021年10月の読書ログ

前月より採用しました読書メーター感想を月別にブログ用にまとめて吐き出してもらう機能、控えめに言っても最高です。

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10月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4821
ナイス数:98

震災キャラバン (集英社文庫)震災キャラバン (集英社文庫)感想
さすが災害小説の名手だけあって、手触り感のある東日本大震災を舞台とした物語。もちろん、そんなにうまくもいかんだろ・・というところもあるが、希望は欲しい。
読了日:10月05日 著者:高嶋 哲夫

([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)感想
郵便屋さんシリーズ2作目。全てが普通で地味な小野寺先生の作品にしては珍しく主人公がイケメン設定なのですが、これがジワジワと他作品との差別化としては効いている気がします。これぞイケメンマジック。
読了日:10月06日 著者:小野寺 史宜

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)感想
天才の思考はまことに抽象的でわかりづらいのだけど、それこそが大学研究者とと作家の兼業という独創的な仕事のスタイルを作り上げ、おそらく今も自身の趣味の世界で心から遊び続けている森先生の原動力なのだろうと思う。ということであちこち何が言いたくか分からなくても良いこととする。
読了日:10月07日 著者:森 博嗣

天使と悪魔のシネマ天使と悪魔のシネマ感想
天使と悪魔の攻防を小野寺ワールドで描くと・・という短編集。これまでの小野寺作品の登場人物達がチラチラと出てくるのも20数冊読んできたおっかけファンとしては嬉しい。
読了日:10月08日 著者:小野寺 史宜

首都感染 (講談社文庫)首都感染 (講談社文庫)感想
パンデミックを描いた2010年刊行の恐ろしい予言書。ただ、我々もコロナに襲われている身なので、幾つかの重要な違いが良くわかります。大きいのは致死率の違い。コロナは現時点で2.2億人に感染し455万人が死亡。この小説のように致死率60%だったら1.3億人の死亡です。作中では世界の12億人が亡くなっていますからね。。ワクチンや治療薬開発までの期間、そして政治指導者のグダグダぶりでは現実の厳しさも感じます。。
読了日:10月11日 著者:高嶋 哲夫

トッカンvs勤労商工会トッカンvs勤労商工会感想
テーマはぐー子の成長物語なのかもしれないと感じながら読んだ徴税お仕事小説の第二弾。体裁で塗り固めらていく人生、なのかなぁと思いつつ読了。様々に登場する脇役達がライトノベル感ありますが、次作にも手が伸びます。
読了日:10月13日 著者:高殿 円

熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス感想
読了したものの、なぜ書店でジャケ買いしたのかその時の自分の精神状態を疑問に思ってしまう。濫読だと色々な本に出会う・・の実証ということで。記録には残しますが特に誰にも勧めません。
読了日:10月16日 著者:キタハラ

ひとり飲みの女神様 (メゾン文庫)ひとり飲みの女神様 (メゾン文庫)感想
ひとり飲みが好きそうな女性を見かける機会が増えました。酒場放浪記などからするととてもライトですが、ラノベですから、それもまた良しで。出てくる日本酒は良いものばかり。
読了日:10月18日 著者:五十嵐 雄策

両利きの経営両利きの経営感想
成熟企業におけるイノベーションについて再度考えを巡らせるのには格好の良書。知の探索にきちんと継続してリソースを注ぎ込めるか、そこは結局リーダーシップの領域なのだと思う、生半可な覚悟では出来ない。また、深化と探索に同時に取り組むべきなのは組織のみならず個人も同じとも感じた。
読了日:10月19日 著者:チャールズ・A. オライリー,マイケル・L. タッシュマン

とにもかくにもごはんとにもかくにもごはん感想
安定の小野寺作品、今作の舞台は子供食堂。大きな事件はないけど心がどこかほっこりと落ち着く、整っていく、そして最後に嬉しい小さなサプライズ。
読了日:10月19日 著者:小野寺 史宜

ワーママはるのライフシフト習慣術ワーママはるのライフシフト習慣術感想
特別目新しいポイントはなかったですが、夫婦仲を良くする切り札は過処分時間を平等にすることとあり、子持ちの場合は当然子供がいない時の自由になる時間のことなので実践したいと思いました。仕事場に遊びに行っていると思われているので、そこは妻の理解も微修正したい・・・。
読了日:10月21日 著者:尾石 晴(ワーママはる)

地球幼年期の終わり【新版】 (創元SF文庫)地球幼年期の終わり【新版】 (創元SF文庫)感想
30年ぶりに再読。今年は三体を読んで地球外生命体への内なる関心が高まっているので名作古典SFへも回帰。この物語が1953年に書かれているという事実に改めて震えます。人類の進化はどこに向かうのか。
読了日:10月23日 著者:アーサー・C・クラーク

竜宮城と七夕さま竜宮城と七夕さま感想
久しぶりの浅田先生のエッセイ、JAL機内誌連載のもの。さすがの安定感、こういう文章をサラリと書けたら・・いいなぁ。。それだけの引き出しとなる体験も必要でしょうが。
読了日:10月29日 著者:浅田 次郎

([お]12-3)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中 (ポプラ文庫)([お]12-3)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中 (ポプラ文庫)感想
シリーズ3作目。新たに仲間に加わった二人がそれぞれにいい味をだしています。働くことの意味を穏やかに見つめ直す、そんな感じでお茶菓子となる一冊。秋宏の母親がなかなかに魅力的。
読了日:10月30日 著者:小野寺 史宜

LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略感想
大きく変化する社会を開拓する覚悟を持とう、という著者からのエールを受け取った感じがします。人は何歳になっても学ぶことができる、も同じ。個人も、物語、探索、関係性のキーワードで自身のライフタイムの行動戦略を考えることが大事ですね。
読了日:10月31日 著者:アンドリュー・スコット,リンダ・グラットン
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小野寺さんの既刊作品はほぼ読み終わり、高嶋哲夫さんの過去作を漁り中な10月でした。一応ビジネス本も少しは読んでます。

■ 15冊(2021年10月)
■ 162冊(2021年)
■ 2,673冊(30〜46歳)