「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

ミュージカルの王子達のお一人

ちょっと前の記録ですが・・・

汐留の劇団四季の劇場、海の前の広場に王子視察に。

ここでアイーダを一人で観たなぁ・・なんてことを思い出しました。(→アイーダ〜ミュージカル観劇メモ

女性ファンが黄色い歓声をあげる中、なぜか男性ファン的な立ち位置に。数曲だけの披露でしたが素晴らしかったなぁ・・なんて思ってしまうぐらい十分に観劇男子となった自分。

ミュージカル界の王子のお一人、です。他にも王子的な方達は数名いるので、順に生の歌声や演技をこれから観れるのが楽しみ。

アラジン〜ブロードウェイ観劇もラスト

もろもろの間隙を縫って観劇@ブロードウェイ。

これが今回の5年間の米国生活で最後の観劇です。妻はヒューストンで最後の観劇ラッシュ中なので、自分もこそり・・と。

記録(ブログ)と記憶を追うと、ブロードウェイの初観劇は2014年のこのアラジン。あの時は2014年のトニー賞を獲ったばかりでオリジナルキャストでした。

(誰かの人生初ミュージカルに立ち会うのは何度目でしょう、光栄ですね)

元々、観劇ラストはキンキーブーツでと決めておりましたが、残念ながら終わっていましたので、ウィキッド、オペラ座の怪人とも迷いつつアラジンをチョイス。今年は実写映画化もされますので旬かな、と。

ブックオブモルモンも再度観たかったのですが今回は初観劇の同僚女性がいるので、ちょっと避けてしまいました。(若干下ネタ満載すぎで微妙かと・・・)

(内装も豪華で素敵、アグラバー(ブンダバー的に))

これが米国生活5年間で31回目の観劇(多分)。

自分の私的観劇メモ(→おすすめミュージカルランキング)ではアラジンは全体順位8位、また観たくなる10選、です。うん、だいたい合ってるな・・とポジション確認。やはりアラン・メンケンの作曲はイケメンです。(Yちゃんが崇拝するメンケン様・・)

次の観劇はきっと・・@日本!

おすすめミュージカルランキング(随時更新)

おすすめミュージカルを私的ランキングの形式で整理してみます。ここのところ記憶劣化が加速しているので観劇の回数と観劇メモをまとめて記事にして備忘録代わりに。(ブログそのものが備忘録です)

観劇回数のBWはブロードウェイ、WEはUKのウェストエンド、UNは全米ツアーの略です。こうしてみると、やはり回数を重ねるというのはそれだけ心に残ってまた観たいという表れなのかと。

■ これは外したくない5選

  1. レミセラブル(帝劇2回、BW3回、UN1回、→観劇メモ
  2. キンキーブーツ(BW3回、WE1回、→観劇メモ
  3. ウィキッド(四季3回、BW1回、UN1回、→観劇メモ
  4. ライオンキング(四季5回、UN1回、→観劇メモ
  5. アイーダ(四季2回、→観劇メモ

どれも定番なのですが、この中ではアイーダがちょっと評価が別れる作品かもしれません。ブロードウェイのような最高峰のメンバーが集まる場所で観れるアイーダをいつか観てみたいという憧れを込めての5選入り。(米国での5年間ではその機会無し)

■ また観たくなる10選

6. ファントムオブジオペラ(BW1回、→観劇メモ
7. スクールオブロック(BW1回、→観劇メモ
8. アラジン(BW1回、→観劇メモ
9. ブックオブモルモン(UN1回、→観劇メモ
10. ウェイトレス(BW1回、→観劇メモ
11. ファインディングネーバランド(UN1回、→観劇メモ
12.  フローズン(BW1回、→観劇メモ
13. アナスタシア(BW1回、→観劇メモ
14. マンマミーア(WE1回、四季1回)
15. キングコング(BW1回、→観劇メモ

この10選は次のブロードウェイ観劇で、新作を観るか、再度この作品を観るかを迷いそうな作品達。ネイションツアーなどで他に選択肢が無ければ観る確率高し。作品への一定の信頼度があるので(好きな曲があるとか)、あの人が演じるなら・・と、人を追いかけてしまいそうなのもこのゾーン。

■ 一度は観る価値あり10選(順不同)

ミスサイゴン(BW1回、→観劇メモ
キャッツ(BW1回、→観劇メモ
ジャージーボーイズ(BW1回、→観劇メモ
プリティウーマン(BW1回、→観劇メモ
ビューティーアンドザビースト(四季2回、→観劇メモ
リトルマーメイド(UN1回、→観劇メモ
ニュージーズ(学生1回、→観劇メモ
バンドビジット(BW1回、→観劇メモ
ラブネバーダイ(UN1回、→観劇メモ
マイアミナイツ(GD2回)

■ 観劇した備忘録

シカゴ(BW1回、→観劇メモ
サムシングロッテン(BW1回、→観劇メモ
李香蘭
異国の丘
南十字星

あくまで素人の観劇男の勝手な感想です。この5年間でブロードウェイを中心に30回の観劇。2ヶ月に1作品ですから、適度なペースだったと思います。

ニュージーズ〜ミュージカル観劇メモ

妻が偶然見つけてきた観劇の機会。近所の高校生がミュージカル公演をするというので、先週末に家族で行ってきました!

演目はディズニーのニュージーズ。1900年頃のニューヨークの新聞配達少年を主人公としたお話です。ミュージカルは、1992年のミュージカル映画を基にして作られた舞台版で、本家ブロードウェイでは2012年に上演されていたそうな、お初です。(映画版のDVDを持っています)

正直、近所の高校生達が演じる訳ですから、学生演劇の延長線上かなーと思っていたのですが、これが相当なもの。

まず驚いたのが立派な演劇の舞台、PLAY HOUSE。音響や舞台セットもとても素人演劇どころではありません、完全にプロ仕様。

そして舞台で弾ける若者達の熱量の凄いこと。完全にリアルなGREE、あるいはHIGH SCHOOL MUSICALのレベル。。ここ、近所の高校ですよね。。

脚本も楽曲もおそらくオリジナルのブロードウェイ版を入手しての完全コピー。後日、Youtubeで幾つか探してみましたが、踊りの振り付けもほぼ忠実にコピーしておりました。(若干のプロアマの技量の違いの差はあれども)

観劇するのはおそらく演じる皆さんの家族、友人、ご近所さんを中心とする完全に内輪な温かい目線と歓声。そして、なかなかの裕福感。アジア人は殆どいないなぁ・・。

(最前列に陣取って目立ちまくりの我が家)

観劇時はてっきり私立高校だと思っていましたが、なんと1974年創立の歴史ある公立高校でした。でかいスタジアムとかこのPLAY HOUSEとか、どうやって建設、維持しているでしょうか。。(おそらく歴代のOB、親達の寄付なんでしょうね)

自分も吹奏楽部の定期公演で作っていたので分かるのですが、PLAY BILLには広告が沢山。そして違いは個人広告もたっぷり。

生徒代表で挨拶していたあのかわい子ちゃんの一面広告とか。。なんとなくシャーペイを彷彿させる雰囲気。学校のアイドルか。

そして主人公ジャックを演じていた彼の広告も発見。アメフトや野球でも活躍しているそうで、典型的な米国高校生のリア充君でした。歌も踊りもなかなかうまかったなぁ。。

まさに、踊って歌えるリア充達の巣窟。さすがエンターテイメント大国!と感服です。

キングコング〜ミュージカル観劇メモ

先週の出張、NYに向かった・・・と見せかけて辿り着いたのは髑髏島。

ブロードウェイでは2018年10月からスタートした新作キングコング、意外にも評判が良いとは聞いておりましたが・・妻の強い背中押しがあって観劇することに。(最近、夫婦で観劇頻度が上がっています)

(前日購入なのでオーケストラながら最後部、ちょっと二階席の圧迫感がありますね、安めの席ゆえ贅沢は言いませんが。。)

時代背景的には1931年、大恐慌時代のNYが舞台。女優への夢を抱いて上京した女優が乗ったうまい話が・・・髑髏島GO。

正直、キングコングといえば西野さん・・というぐらい、オリジナルの映画作品や、最近のリメイクも観てはおりませんが、でっかい巨大猿が出てきて、このお猿氏を見世物にしようとNYに連れてきてしまう・・ぐらいの前提知識でした。

(モノクロが映えますね)

・・いやいやいや、なんというか凄かった。非常にスタイリッシュ、というかオシャレな脚本に仕上がっていますし、歌も踊りも素敵、そして完全に脱帽なのが・・大道具というか舞台芸術というか・・あの巨大猿、全長6m、900キロという、等身大?のキングコングに魂を吹き込んでいるあの技術。

肉体的な動きは、文楽もびっくりな人力系だったりするのですが、疾走するシーンなどは背景のプロジェクションの映像技術との併せ技、そしてまるで生きているかのように感じさせる豊かな表情をアニマトロニクスの最新のロボット技術で。

最後は撮影可だったのでパチリ。

キングコングがアンと共に、怒り、嘆き、泣く姿が確かにしっかりと見えました。かなり意外性はありますが、ブロードウェイで一通りのミュージカルは観たよという方にはお勧めです。