「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

2022年4月の読書ログ

2022年4月の読書ログ。

4月は前月に続いて帰宅後の余暇時間の多くをゲームに持っていかれました。ウィズコロナで飲酒頻度が上がったことも帰路での読書が進まない原因な気がします。

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4月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:3458
ナイス数:91

THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す (単行本)THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す (単行本)感想
再考することの価値を、まさに再考する。周囲の人からより多くを学び、後悔のない人生を歩むための最高の近道。知的に謙虚でいることの難しさ、特に自分の出した答えや直感(実は思い込み)を再考することの難しさを実感しました。読み応え抜群の良書です!
読了日:04月30日 著者:アダム・グラント

旅のラゴス (新潮文庫)旅のラゴス (新潮文庫)感想
今頃ですが初めて手に取った筒井康隆さん。穏やかなSF的世界観の中で、知識を求めた男の生涯を描いた作品。よく読むと奴隷になったり王に上り詰めたりとかなり波瀾万丈ですが、生涯をかけた旅の中で探究心を大事にしたラゴスの生き様が気になります。他作品への好奇心がムクムクと。
読了日:04月28日 著者:筒井 康隆

跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること (角川文庫)跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること (角川文庫)感想
他者と会話が成立しないほどの自閉症を抱えた著者が綴る知性と感受性に溢れた文章。ご自身の行動を意思でコントロールが出来ないことを表して、壊れたロボットを操縦している感覚・・とは。目に見える世界だけが正しいわけではない事実に心を打たれました。思った通りに行動できない人、会話ができないで苦しんでいる人は想像以上にたくさんいるのかもしれない。
読了日:04月27日 著者:東田 直樹

独学脳独学脳感想
キャッチーなタイトルだけで手に取りましたが、どこかで聞いた話を再編しただけの凡庸な内容。独学大全あたりとの内容格差が激しい。
読了日:04月26日 著者:坂本翔

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)感想
ドラマ化を観たことがある気がする・・お仕事小説。定時で皆を返してあげたい。返せる職場にしたい。。。(そして自分も帰りたい)
読了日:04月24日 著者:朱野 帰子

空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)感想
冷静に自己を見つめる冒険家の記録。もう少し早く、まだ沢山の未開の地が残っている時代に生まれていたら、もっとびっくりするような冒険を繰り広げられたのではないだろうか・・と、違う角度でもワクワクします。
読了日:04月22日 著者:角幡 唯介

アオハル・ポイント (メディアワークス文庫)アオハル・ポイント (メディアワークス文庫)感想
ポイントという表現やアイディアがイマドキなんでしょうが、青春の悩みの本質としては普遍的なテーマ。ただ、誰にも共感できない自分は若くないということなのか、なんなのか。
読了日:04月20日 著者:佐野 徹夜

孫物語 (集英社文庫)孫物語 (集英社文庫)感想
久しぶりのシーナ本。岳物語を頭に浮かべながら椎名家が紡ぐ家族の歴史を噛み締めます。怪しい探検隊に憧れていた中高生の自分も思いっきり中年。孫をこの手に抱く日がいつか来るかは分かりませんが、そんなことも楽しみにして。
読了日:04月15日 著者:椎名 誠

ガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)ガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)感想
このような一人旅はしたことがないけど、インドにも縁がなくて行ったことがないけど、なんならバタフライもできないけど、色々と惹かれます。引く人も多いかもしれません。そんな、旅人たかのさんの初著作。
読了日:04月13日 著者:たかの てるこ

箱庭図書館 (集英社文庫)箱庭図書館 (集英社文庫)感想
殆ど読んだことがない乙一さん。読者のボツ原稿をプロが仕上げたらという短編集だとか。ジャンルばらばらながら絶妙につながり合う世界観、上手い。ホワイト・ステップが一番好きでした。何冊か手を伸ばしてみたいと思います。
読了日:04月12日 著者:乙一

狼は眠らない 03狼は眠らない 03感想
今回は迷宮探索と薬聖来訪。この手の異世界ものは数多あれど、これだけ著者の方が興味を持った分野を深く掘り下げるマニアックな描き方がツボにハマります。
読了日:04月10日 著者:支援BIS

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先月に続いて図書館員さんのお勧めコーナーで開拓中です。長らく追っかけしている方々の新刊も読まなくちゃですし、拡散と集中に忙しい。5月、6月は少し読書量を増やしていきたいところ。

■ 11冊(2022年4月)
■ 58冊(2022年)
■ 2,769冊(30〜47歳)

2022年3月の読書ログ

2022年3月の読書ログ。

3月は少しゲームをやり過ぎたので読書量は控え目。

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3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:3773
ナイス数:48

陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
全く予備知識ゼロで読み始め、読み終えたので・・・ラストスパートで、おぃおぃおぃ・・・と、どこに向かうか分からないままにラストまで持っていかれました。これは・・・ハッピーエンド、なのかなぁ、、この点は腑におちず。
読了日:03月30日 著者:越谷 オサム

おしまいのデート (集英社文庫)おしまいのデート (集英社文庫)感想
デートという単語にドキドキしたのはいつの頃かと思い返しつつ・・どれもしみじみと響く短編集。特にファーストラブは意外性もあって心に残りました。ランクアップ丼は泣ける。
読了日:03月29日 著者:瀬尾 まいこ

あつあつを召し上がれ (新潮文庫)あつあつを召し上がれ (新潮文庫)感想
予定調和では終わらない、方向性も様々に振れ幅のある短編集。大好きな食にまつわる・・というだけで一つフックがかかっているので読み終えましたが、好きかと言われると正直よく分からないテイスト。
読了日:03月28日 著者:小川 糸

何のための「教養」か (ちくまプリマー新書)何のための「教養」か (ちくまプリマー新書)感想
こうした答えの簡単に出ない問いに対してあれこれ考えを巡らす時間も無駄なようでいて大切。思慮深さというものがそこらに落ちている訳ではないので。
読了日:03月27日 著者:桑子 敏雄

狼は眠らない 02狼は眠らない 02感想
支援BISさん追っかけ読み継続。当たり前に存在してきた、回復魔法とポーション、薬草について、ここまで考察の妄想を深められるのって単純に凄いと思う。
読了日:03月25日 著者:支援BIS

スタースター感想
さすがは朝井リョウさん。毎度、丁寧な心理描写を通じて世相を客観的に俯瞰的に切り取って見せてくれる。感覚的に捉えていた理解を言語化してくれるのが心地よく、また刺激になる。自分ならどう言葉に出来るのか、とっかかりとしたい。読了日:03月23日 著者:朝井 リョウ

ロスト・シンボル (下) (角川文庫)ロスト・シンボル (下) (角川文庫)感想
マラークという強大な悪がなぜ生まれたのか・・その動機には腹落ちしなかったものの、ミステリーとしてはすっかりやられた感じです。アメリカ建国の首都にこのような秘密が隠されているのか、歴史や聖書への興味も溢れてくる良作。知は力。読了日:03月20日 著者:ダン・ブラウン

ロスト・シンボル (中) (角川文庫)ロスト・シンボル (中) (角川文庫)感想
毎度ながら物語が進むと共にページをめくる手が速くなるのがダン・ブラウンの世界。それにしても背景にあるフリーメイソンへの秘められた世界への興味が募る。
読了日:03月19日 著者:ダン・ブラウン

ロスト・シンボル (上) (角川文庫)ロスト・シンボル (上) (角川文庫)感想
ロバート・ラングドン教授が活躍するシリーズ3作目。フリーメイソンの秘宝の存在を教授自身が否定し続けながら中巻へ。まだまだ謎に溢れたまま!
読了日:03月18日 著者:ダン・ブラウン

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)感想
20年ぶりに再読開始。最新作を手に取る前に最初から読み返したくなったので。それにしても科挙という化け物のような官吏登用の制度には痺れる。現代の私達もその影響を何かしら受けているかと思うと他人事ではない。
読了日:03月16日 著者:浅田 次郎

偶然の科学偶然の科学感想
人は世界を見たいように見ている。自分や世間の常識を疑い、過去に意味づけを勝手にしていないかと問うて生きよう。どうせ偶然と開き直ることが出来れば、きっと人生はより楽しくなる気がする。
読了日:03月13日 著者:ダンカン・ワッツ

純情ヨーロッパ 呑んで、祈って、脱いでみて純情ヨーロッパ 呑んで、祈って、脱いでみて感想
あ、ガンジス河でバタフライの人だ・・と思って手に取りました。旅に出て自分の当たり前をぶち壊す経験、最近出来ていません。たかのさんの旅エッセイ、生きるパワーに溢れていて、コロナを理由に籠らずに世界をあちこち見に行きたいと思わせる効果ありそうなんで他にも読んでみよう。
読了日:03月05日 著者:たかのてるこ

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今月ラストに、特定著者の追っかけ読み以外での、お試し読みを何冊か織り交ぜてみました。図書館員さんのお勧めコーナーというところで。

■ 12冊(2022年3月)
■ 47冊(2022年)
■ 2,758冊(30〜47歳)

2022年2月の読書ログ

2022年2月の読書ログ。

今月は・・所謂ラノベ三昧な月でした。きっかけは1月に出会った支援BISさん著作の追っかけ読みから。(→辺境の老騎士が素敵)ラストだけビジネス書で締めて、3月に繋ぎます。

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2月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5,576
ナイス数:116

経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)感想
じっくりと精読。約100年にわたる経営戦略の歴史がストーリーを持って俯瞰できる良い入門書。これまでバラバラと頭に飛び込んできていたポジショニング派とケイパビリティ派のコンセプトやその抗争、つい10年ぐらい前までのイノベーションや個別論の動きがとてもスッキリと頭に入ってきました。自分達の現在位置を正しく理解したい。
読了日:02月27日 著者:三谷 宏治

転生したらスライムだった件 2 (GCノベルズ)転生したらスライムだった件 2 (GCノベルズ)感想
続々と仲間が増えていくのは爽快。自らのスキル解析がやたらと説明的でマニアックなところも面白い。
読了日:02月23日 著者:伏瀬

転生したらスライムだった件1 (GCノベルズ)転生したらスライムだった件1 (GCノベルズ)感想
漫画とアニメをチラチラ見てから今頃ですが。しばらくはあらすじも分かっているのでズンズンと読み進めます。
読了日:02月21日 著者:伏瀬

辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産感想
出会いと別れを繰り返し紡がれてきた辺境の老騎士の冒険譚もここに大団円。一緒に楽しんで旅をさせて頂きました、感謝。
読了日:02月18日 著者:支援BIS

凍れる森 (講談社文庫)凍れる森 (講談社文庫)感想
寒い山岳での森林西部劇第二作。組織や役所のエゴが横行する中で筋を通そうとする姿は確かに好きな警察小説に通じるところがあるかも。今回は悲しい結末が家族を包むが、この先がどう続くのかは気になる。ネイトも気になる。
読了日:02月17日 著者:シ-・J・ボックス

辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍感想
人民の騎士バルド・ローエンの冒険譚は続く。それにしても物欲将軍という凄いボスキャラを用意したものだ。七人とか十二人とかの精鋭で寄ってたかって討ち取ろうとするのは、もはや騎士道もへったくれもないと思うが、それでも良いのだと思わせるのは筆力の賜物か。
読了日:02月16日 著者:支援BIS

辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子感想
もうあてなき旅を続ける人民の騎士の姿はそこにない。それどころか歌の騎士という新たな称号まで。バルド軍団達の活躍の舞台は広がるばかり。辺境競武会の締めの歌部門が妙に説得力があるなと思ったら、著者の支援BISさんが音大卒と気づいて妙に納得。
読了日:02月13日 著者:支援BIS

辺境の老騎士 II 新生の森辺境の老騎士 II 新生の森感想
隠居して気ままに辺境を巡り食を楽しむはずの老騎士の死出の旅が、次第に中央諸国までを巻き込んでの冒険譚に向かっていく様がワクワクする第二作。カーズが新たな生を与えられた様に痺れた。
読了日:02月12日 著者:支援BIS

狼は眠らない 01狼は眠らない 01感想
異世界ものだが、異世界から異世界に移る(落ちる)のは初めて。著者追っかけでの三作品目。この寡黙でストイックな主人公の強さには痺れる。徐々に人間らしさを出してきそうな次巻以降が楽しみ。
読了日:02月11日 著者:支援BIS

辺境の老騎士 1辺境の老騎士 1感想
ざっくり言えば、老騎士のグルメ旅・・でいいのだろうか。小柄な老剣客とかではなく、大柄で尋常ではない膂力を持つ老騎士というのが何とも新鮮で良い。魔獣や古代からの魔剣が登場する世界で次にどんな出来事が人民の騎士を待ち受けるのか。次巻が楽しみ。
読了日:02月10日 著者:支援BIS

コロナと潜水服コロナと潜水服感想
奥田節が染み渡る短編集。普段の作風からは意外にも、本作は霊魂、幽霊的な存在がものがたりの共通点。が、どれも全く怖くない。パンダに乗って、なんて、なんだか爽やかに涙が浮かんできます。
読了日:02月09日 著者:奥田 英朗

オリジン 下 (角川文庫)オリジン 下 (角川文庫)感想
怒涛の上中下巻一気読みとなるのもやむなしな良作。AIのシンギュラリティと、ホモデウスが占う人類とテクノロジーが交雑する未来観なども相まって、我々がこれから向かう先を色々と考える時間ともなりました。ラングドン教授と同じく自分も急速に彼に惹かれていった訳ですが、途中からやはりお前か・・とも。パターンとコードの違い、面白いですね。
読了日:02月06日 著者:ダン・ブラウン

オリジン 中 (角川文庫)オリジン 中 (角川文庫)感想
ダン・ブラウン氏の頭の中はどうなっているのだろう・・と小説の中身とは関係ない感想ながら毎度思ってしまう。人工知能のウィンストンが素敵すぎる。いや、もちろん、相変わらず教授も。手が止まらず次巻へ。
読了日:02月05日 著者:ダン・ブラウン

オリジン 上 (角川文庫)オリジン 上 (角川文庫)感想
何気なく手にとった図書館員おすすめ本がロバート・ラングドン教授シリーズの第五作目。そうだった・・・天使と悪魔、ダヴィンチ・コードに驚嘆した10数年前の記憶が蘇る。。(第三作の日本語訳を待つうちに・・忘れてましたよ)相変わらず凄いよ、教授!!と思いながら次へ。。。
読了日:02月04日 著者:ダン・ブラウン

迷宮の王 3 神と獣と人と 電子書籍特典付き (レジェンドノベルス)迷宮の王 3 神と獣と人と 電子書籍特典付き (レジェンドノベルス)感想
最終巻となる3巻目。ミノさんが願っていた連携を犬っころと経験し、最後は犬っころではなく勇者との総決算となる一騎討ち。そしてミノさんは神霊に。。。しっかり物語を回収していくところを大いに楽しませて頂きました。他作品も追っかけさせてもらいます。
読了日:02月03日 著者:支援BIS

迷宮の王 2 勇者誕生 電子書籍特典付き (レジェンドノベルス)迷宮の王 2 勇者誕生 電子書籍特典付き (レジェンドノベルス)感想
2巻目は若き勇者の成長譚、相変わらずテンポが良い、良すぎるぐらい。あのミノさんとどのように邂逅するのか・・・と期待させる展開が良い。またソロからパーティーになっていく流れも楽しい。次巻へすかさず手が伸びます。。
読了日:02月03日 著者:支援BIS

ホテルローヤルホテルローヤル感想
じめじめと暗いテイストで短編が続きながら、読後には釧路湿原を見下ろすホテルローヤルがなんだか脳裏に浮かぶ。人が生きることってそういうことかなと妙に納得してしまうのも、道産子として情景が浮かぶからだろうか。
読了日:02月01日 著者:桜木 紫乃
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思わず5作目を読んでしまったダン・ブラウン氏のラングドン教授シリーズは未読の3作目、4作目を読まないと。C .J.ボックス氏の森林西部劇シリーズも気になるので追いかけます。

2022年は図書館フル活用で小説は読んで、ビジネス書はブックカフェで試し読みして気に入った本だけ買っていく作戦です。(→図書館利用習慣2022

■ 17冊(2022年2月)
■ 35冊(2022年)
■ 2,746冊(30〜47歳)

2022年1月の読書ログ

2022年最初の読書ログです。

2022年も、2021年から始めた読書メーターをフル活用致しまして読書ログを取って参ります。(→読書メーター習慣2022

1月はまとめると、原田ひ香さんとの出会いでした。支援BISさんとC.J.BOXも追っかけ読みは決定、で収穫の多い月。(お初で1作品読んで、これ以上読まないことを決めることも多いです。。)

読める本は無数、しかしこちらの人生の時間が有限にて。

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1月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5509
ナイス数:176

沈黙の森 (講談社文庫)沈黙の森 (講談社文庫)感想
郊外に暮らす米国人が愛してやまなそうな古典的ヒーロー活劇。舞台は大自然だが、孤立無縁で追い詰められたところから豹変していくのはダイハード的か。それにしても銃が本当に彼らとは切っても切れない存在ということを感じさせます。
読了日:01月30日 著者:シー.J・ボックス

彼女の家計簿彼女の家計簿感想
世相に翻弄されながら、世代を超え自立を目指した女性達の物語。家計簿は日記的な役割か。自分のルーツを辿る旅としても秀逸。登場する男達は全員どこかピントがずれており、耳が痛い。
読了日:01月29日 著者:原田 ひ香

失踪.com 東京ロンダリング失踪.com 東京ロンダリング感想
まさかの続編!かと思ったら、少し違いました。でも、東京ロンダリングのりさ子さんのその後はチラリと見えます。事故物件の次は失踪がテーマ。同じ世界での続きの物語が読みたいです。
読了日:01月26日 著者:原田 ひ香

東京ロンダリング東京ロンダリング感想
事故物件に敢えて短期間住んで物件を浄化(ロンダリング)し、次の入居者に通常の物件としてバトンを渡すような仕事があったら・・全ての人が「大島てる」をチェックする訳ではないし。物件も主人公もワケあり、な静かな物語。
読了日:01月23日 著者:原田 ひ香

ライフハック大全 プリンシプルズ (角川新書)ライフハック大全 プリンシプルズ (角川新書)感想
小さな習慣を積み上げることで止められない大きい変化を人生に起こす。これまでも取り組んできた色々なことを、ちょっと見直したり、切り口や視点を変えてみる気づきが幾つもありました。
読了日:01月23日 著者:堀 正岳

迷宮の王 1 ミノタウロスの咆哮 (レジェンドノベルス)迷宮の王 1 ミノタウロスの咆哮 (レジェンドノベルス)感想
ただ強さを求める求道者となったミノタウロスの生き様にまさかここまで引き込まれるとは思わず一気読み。テンポが良い分だけ粗い展開もあるが、この着眼点と話運びは凄い。結局、迷宮まわりの地域を真に豊かにしたのはミノさんで、政争に明け暮れる王侯貴族ではないというのも皮肉が効いている。
読了日:01月22日 著者:支援BIS

Story for youStory for you感想
総勢62人の作家の皆さんによるショート・ショート。著書を読んだことがある方がそのうち8人。著書を読んでみようと思った方数人をチェック。改めて、読んだことがない本だらけ、出会ってない素敵な本が沢山あるだろうことを実感です。
読了日:01月20日 著者:

おっぱいマンション改修争議おっぱいマンション改修争議感想
原田ひ香さん追っかけ読み。名を残した建築家の野望と才能のせめぎ合い、親子の確執、老朽化するマンションの建て替え問題と欲張りに詰め込まれた群像劇的な。思い入れ出来るような登場人物はいませんが、なかなか考えさせられる問題提起でした。なお、おっぱいの話ではありません。亡くなった父が設計に携わっており、少々奇抜だった実家の外装や、変な色の外車が田舎の子供心には恥ずかしかったことを思い出しました。
読了日:01月18日 著者:原田 ひ香

ランチ酒 おかわり日和ランチ酒 おかわり日和感想
ランチ酒のシリーズ第二弾。寂しくても、辛くとも、生きていくには腹が減る、お酒も飲みたくなる、ランチどきでも仕事終わりには。読み進めると祥子を応援したくなりますね。出てくるお店がちょいちょい想像がつくのも良いです。
読了日:01月16日 著者:原田ひ香

東京バンドワゴン東京バンドワゴン感想
国道食堂シリーズを読んでから代表作と言われるこちらを初読み。登場人物がいきなり多すぎるので最初は面食らいますが、だんだんとそれぞれの登場人物がいきいきと脳内再生され始めた頃に第一巻が終了。もう少し読んでみようかな。
読了日:01月15日 著者:小路 幸也

片見里荒川コネクション片見里荒川コネクション感想
気がつけば小野寺さん30冊目。二度寝して卒論出し遅れるアホな22歳の海平には微塵も共感も同情も覚えませんが、75歳のナッカンの佇まいや行動には痺れます。ちょうど二人の中間ぐらいの歳の自分ですが、既に気持ちは未来に向かっており、ナッカンを見ているのかも。
読了日:01月14日 著者:小野寺 史宜

ランチ酒ランチ酒感想
原田ひ香さん二作目。見守り屋というちょっと不思議な仕事を担う主人公の祥子の背景が少しずつ見え隠れしながらランチ&ちょっとお酒の孤独なグルメが繰り返される連続ドラマ感のある物語。次作にも間髪入れず手が伸びそう。
読了日:01月12日 著者:原田ひ香

ベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネットベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネット感想
ベーシックインカム(BI)について理解をしたくて、少々古いけど図書館本。賛成、反対それぞれの論点を俯瞰するのに良い入門書。労働と所得を分離するとはどういうことなのか、頭を柔らかくしないとなかなか導入後の未来が想像出来ない。
読了日:01月09日 著者:萱野 稔人,東 浩紀,飯田 泰之,小沢 修司,竹信 三恵子,後藤 道夫,佐々木 隆治,斎藤幸平,坂倉昇平

国道食堂 2nd season (文芸書)国道食堂 2nd season (文芸書)感想
国道食堂シリーズ第二弾。今回は人の繋がりの広がりが少しとっ散らかりますが、最後は大団円・・・と信じたいものですが、果たしてDV元旦那はそんな簡単に改心するものだろうか。バックドロップで本気でマットに沈めた方が良かったのではないだろうか。安心は出来ない。
読了日:01月09日 著者:小路幸也

沈黙の町で沈黙の町で感想
さすがの奥田英朗先生。緻密な捜査、聞き込みから少しずつ明らかになる真相。視点や立場が違うとこんなに一つ一つの事象が異なる意味を持ってくるのかと、緊迫感が切れぬままラストに辿り着きました。単純に被害者、加害者とは割り切れぬ背景、それぞれの親達の気持ち、感情移入する相手が次々と変わりました。中学生とは最も残酷な時期、そこにこれから娘達が向かっていくのかと思うと、震えます。。
読了日:01月08日 著者:奥田英朗

三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)三千円の使いかた (中公文庫 は 74-1)感想
原田ひ香さん、初読み。解説の垣屋美雨さんの一連の著作に通じる妙なリアル感が漂う家族節約小説。親子三代の登場人物がなかなかにイキイキと描かれていて楽しい。しかし、自分の娘が真帆と同じようなシチュエーションになったら、さてさて、どうするか・・。
読了日:01月05日 著者:原田 ひ香

刑事学校 (文春文庫)刑事学校 (文春文庫)感想
久しぶりの警察小説。キャリアが少しも出てこないのは新鮮、ただ学校という設定が必要だったのかは疑問。先生が生徒を押し退けて大暴れの大活躍です。
読了日:01月03日 著者:矢月 秀作

左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録左遷社長の逆襲 ダメ子会社から宇宙企業へ、キヤノン電子・変革と再生の全記録感想
新年初読みから沁み入りました。いかに停滞した組織を再び輝かせるか、夢を持って新規事業に取り組んでいくか。大きく規模感や立場は違えど、子会社というのは親会社が二流、三流を送り込むとあっという間にダメになるのだ、という下りにはズキリ。本質的には昭和生まれの経営者本、好き嫌いあれど、そこには今も活かせる学びがあると自分は感じます。
読了日:01月01日 著者:酒巻 久

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2022年は図書館フル活用で小説は読んで、ビジネス書はブックカフェで試し読みして気に入った本だけ買おうと思います。(→図書館利用習慣2022

■ 18冊(2022年1月)
■ 18冊(2022年)
■ 2,729冊(30〜47歳)

読書メーター習慣2022

読書メーターに読んだ本の感想を残すのも2年目に突入。これは習慣化が出来たと言えそうです。

読書メーターのマイページ(hiropon181)

ブログに残すよりも簡単に読後すぐに感想を残せるのが気に入っています。以前は読んだ本をメモしておいて、毎月が終わるたびに既読本をグルーピングして表示しては簡単な感想を残していましたが、徐々に記憶も薄れ鮮度も下がるので少し読み返すなどの二度手間がありました。

それが今は感想を直ぐに残せ、さらにブログ用に前月の感想を一発出力も出来るのですから、読書ログの発信効率は大幅に向上しました。

また、感想を残すインセンティブとして、読書メーターのユーザー同士での「いいね!」があり、他の方が同じ本を読んでどんな感想を残しているのか読むのも良い刺激になっています。

まだ2020年からの記録スタートですから数字は偏っていますが、10年も続ければ好きな著者さんが上位に並び読んだ本の数で見える化されそうで、これも続ける楽しみです。

現在の圧倒的トップは小野寺史宣さんで30冊。次点は高嶋哲夫さんで11冊。どちらも2020年の良き出会いでした。

もっと早くこのやり方に辿り着ければ良かった!