「オススメ本、漫画、映画」カテゴリーアーカイブ

マンマ・ミーア!〜Here We Go Againというか2(ネタバレあり)

2008年に公開された映画版マンマ・ミーアの続編を観てきました。あらすじとしては前作から10年後のソフィアが暮らす世界と、ソフィアの母親のドナの若かりし昔が交錯するストーリー。

前作マンマミーアの映画版は、確か10年前に映画館で1回、その後もビデオで2回ぐらい観たのでわりと鮮明に記憶に残っておりました。ミュージカルはそれより遥か昔にロンドンで1回、四季でも1回だったかなぁ。(もともとミュージカルが先→映画です)

ある程度話の筋が見えていないと鑑賞難易度が高い気がします。(初めてが前提知識無しのロンドンのミュージカルだったので人間関係が見えずに死亡、英語だったのが拍車をかけました)

でもABBAのヒット曲の数々はほぼカラダに染み付いてますし、前作の映画がすっかり理解出来ていたので心からこの続編を楽しむことが出来ました。ホント見事に前作で広げた話を綺麗に回収していく流れにホレボレ。おっさん達(ソフィアの父親候補だった3人)も若かりし頃はしっかり格好良い姿で描かれています。

配役はしっかり前作メンバーを残しつつ、新たなキャスト達が見事に各役にはまっており感心しました。

ソフィア役のアマンダ・サイフリッドもすっかり堂々としたもので成長されたのだなぁと。(そういえば映画版のレミゼのコゼットですね、彼女)あとはピアース・プロスナンは65歳にして大分とじいさまになってるなぁとか(普通か)。。スカイも完全におっさんだなぁとか。。(俺もか)

今回の注目は若き日のドナを演じたリリー・ジェームス。凄い美人というわけではないはずなんですが・・歌い踊る姿や表情がとても魅力にあふれており目が釘付けに。他の出演作品もチェックしないと・・

まぁ何と言っても凄いのはやっぱりドナ役の御大メリルストリープ。今回きっと出てこないんだろうな・・と思っていたらラストの美味しいところを見事にかっさらっていきます。

ギリシャの島はとにかく美しいし、衣装はおしゃれだし、歌はどれもご機嫌ですし、幸せな気持ちになること間違い無しの快作、オススメの新たなミュージカル映画です。(前作の記憶が薄らいでいる方は予習してから観るとさらに良いかも)

最後のダンスシーンでは、ほぼ満席の映画館が(火曜の半額デーだったので)大盛りあがり。立ち上がって踊りだすオバさん達までいてさすが米国。僕もおなじみダンシングクィーンでは完全に音を拾ってノッてました。(と同時にいまだにサイド強化の記憶が一気に蘇る自分が怖い、フラッシュバック的な)

(公式トレーラー)

これは母から娘、娘からさらに娘へと語り継がれる物語。

なぜか妻と妻の母(ママ)が脳裏に浮かびました。ママ、そう言われると、ちょっとメリルストリープに似てる表情を浮かべる時があるかもしれない。(いずれにせよ母娘共に美人です)

老後の資金がありません〜垣谷美雨ワールド

久しぶりにツボにハマり過去著作を一気に追っかけることになりました、垣谷美雨(かきやみう)先生。

きっかけは新聞下段の広告で目が止まった此方。

少々気が早いですが、10〜20年後の生き方も少し意識しつつ現在の立ち位置を考えていこうと思索中です。本作、老後の資金需要という誰もが抱えそうな不安をジワジワと煽りつつ、しっかりと娯楽小説に仕立てられた良作。垣谷美雨先生の著作は初めてだったのですが、他の著作が気になり一気呵成の大人買い&読み。

次は何?と瞬く間にKindleで読める作品を全て制覇してしまいました。(まだハードカバーな新作はKindle化もしていないので)

なんでしょうね、垣谷美雨ワールドの魅力。ネットで見つけたインタビュー記事では、社会への怒り・・みたいなものが創作の原動力になっているとのコメントがありました。なるほどなぁ。

真面目にしっかりと生きていたはずなのに老後、介護に病気、高齢化、住宅ローンに教育資金、結婚・・夫と妻、家族に子供達、贅肉やモノが増えること・・・などなど身近ですが様々なままならぬことに着想を得られ、普通のような普通でないような物語を展開されています。

母親の子育ての影響からなのか、家計管理には格別な思い入れを抱える専業主夫的素養がある自分だけに、一作一作を読みながら人生の有り様を色々と考えさせられました。(注:得意技→大人買いですから、家計の節約が得意なわけではありません・・)

さて自分の家族の物語はどうなるやら(現在進行中)。

アントマン&ワスプ(ネタバレなし)

先週、マーベル・スタジオのアントマン&ワスプを公開初日に鑑賞してきました。初日ゆえ映画館は満席。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の20作品目です。

18作目がブラックパンサー、そして19作目がつい先日のアベンジャーズ・インフィニティーウォーですから、立て続けの封切り攻勢ですね。ところが調べるとアントマン&ワスプの日本での公開は8月末とずいぶん間が空くのが不思議。(アベンジャーズはほぼ同じ時期の公開だったのに)

簡単にまとめると、あー・・だから彼はあの時いなくて、こうやって話が次のアベンジャーズに繋がるのね・・というお話でした(なんのこっちゃ、ですが説明するとネタバレにつながるので)

それにしても誰がいったいどういう立場なのか分からんことだらけだわ・・と思って観ていたのは僕だけじゃなかったようで映画終了のエンドロールと同時に周囲の皆さん(間違いなくオタク気味、もとい熱心なマーベルファン)が一斉にスマホでネット記事やWikiをチェックし始めたのが笑えました。(僕もですけど)

あー、あいつは誰かと思ったら、そういう設定なんだ・・とか。色々劇中では拾えなかった(英語力の問題もあり)ポイントを確認し、皆でお約束のエンドロール後もしっかり観た上で退出。なんだか公開初日の会場の一体感が楽しい。大きな声で「そうきたかー!」とか「これだけかよ!」と感想を叫ぶ人達多数。

MCUとしての次回作は2019年3月公開予定のキャプテン・マーベル。これが21作目で、その次に控えるのがアベンジャーズの続編(4作目)、果たしてここにどんな展開を持ってくるのか。

普通に考えれば、どうみても人間なホークアイに、ちっこいアントマン、そして実力未知数なキャプテン・マーベル・・が加わったところで、あの圧倒的なサノスに歯が立つのか・・となりますからね。

キャプテン・マーベルの公開は2019年3月、アベンジャーズの次回作は2019年5月、、なんだかんだともう1年以内、楽しみです。

最近の映画鑑賞〜火曜は映画の日

火曜は職場近くのCinemarkで普段10ドルの映画が7ドルほどで観れるので、週1回ぐらいの頻度で映画鑑賞したいな、と。

ここ2ヶ月ぐらいで鑑賞した映画達・・アメコミヒーロー映画は積極的に観ると決めましたので都度で感想を更新、それ以外の映画は纏めて更新。

巨匠スピルバーグの作品。オンラインゲーマーにはVRのゲーム世界をリアルに感じさせてくれる嬉しい作品。ジャパン愛に溢れているので日本人は観ておくべき。〆も驚きはありませんが、まぁ定番の娯楽ものとして。(グーニーズ時代から一緒)

本来ならばブログ一本に仕上げるべき作品なんですが、なんでしょう。スターウォーズという普及の名作の存在が強すぎるからかスピンオフ作品群については何とも期待値とのギャップが。(ローグワンはあれはあれで良かったとも思いますが)キーラ役のヒロインが可愛いのが救い。

最近の中ではこれが一番面白かったです。シリーズ5作目、ジュラシックワールドの続編。クリス・プラットが安定の演技。世間の評判はあまり良くないようですが僕は好きです、B級好みをくすぐる何かがあります。

そして先日何を観ようかと物色していたところに飛び込んできた、FIRE WORKS、、、日本のアニメ? 邦題を調べると「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(2017年)。

3日間で3回だけの上映の限定公開ですし、アメリカのアニメオタク達を鑑賞がてら行って参りました。

正直、この英語字幕では日本語のニュアンスは拾い切るの無理だよね・・と思いつつ(シンゴジラ日本語字幕でも思いました)、同じことは自分が英語の映画を日本語字幕で見る時に言えるんだよなぁと。(普段、米国で観ている時は日本語字幕はもちろん無いので理解はそれ以下に)

話の筋はほとんど意味もわからずやや受け止められませんでしたが・・確かに、中学生の頃の幼い恋愛観とかは、あるある・・と思いながら懐かしく鑑賞。「君の名は。」を期待して観ると散るかと思います、そことは別モノ。

7月はアントマン続編、ミッションインポシブル続編、マンマミーア続編などが続きます。続編だらけ(それが最近のハリウッドのプロダクト戦略)

デッドプール2(ネタバレなし)

日本では6/1から公開なんですが、どこかの親切すぎる方の手でWikiにスートリーが細かく載ってしまうという事故が起きました。(現在は修正済み、僕も読みましたが無事鑑賞後でした)

私は映画鑑賞の際は誤ってWikiなどを先にみてしまわぬよう毎度気をつけています。なので、念のためこの記事もネタバレなしで簡単な感想だけ残せればと思います。

第1作もぶっとんでおりましたが、2年ぶりの第2作も冒頭から思いっきりぶっとんでおります、X-MENシリーズの通算11作目。R指定にはじぬよう血しぶきアクションがMAX、下ネタ連呼、そして注目すべきはどれだけ仕込まれているか分からないほどの大量のギャグやパロディ、他作品のいじりが満載。

アメコミ映画のビギナー卒業を目指している自分には、X-MENネタやアベンジャーズ、DCを意識した部分は結構分かりましたが、それでも逃しまくっているんだろうなぁと、それぐらい膨大。

あちこち笑い続けでしたが、まさかの掟破り、衝撃のラストに唖然。ライアン・レイノルズの私怨映画だという評をどこかで読みましたが、まさにそうなのかも。

品行方正ヒーロー集団MCUのアベンジャーズ、どこか暗い陰があるDCヒーローズのどちらにも属さない第三極になりえる・・かも。いや、ないかな。

ドミノ役のザジー・ビーツがいい感じです。エンドロールで確認するまでゼンデイヤだと完全に思い込んでいたのは内緒です。。

X-MEN系の過去10作品もこの夏は再鑑賞してみようか。。やりたいことが山積みで大変です。(大変じゃない)