札幌帰省の二晩目。
市内ホテルに宿泊し、これまで閑散としていたはずであろう地元にも観光客らしくお金を落として帰ろうと思い散策開始。結果、予約無しでお店に入ろうとしても軒並み満席。

最初は評判の良いジンギスカン系のお店を狙っていたのですが、歩きながら電話してもどこも一杯。確かに途中で見かけたお店に飛び込みで空きを尋ねてもどこも満席。途中から居酒屋でも何でも良しとしたのですが、時すでに遅し系。

(さほど人出が多かった訳ではないのですが)
観光地ススキノの実力を今更思い知った感じでした。時短営業要請もあり、全ての店舗が営業再開していた訳ではないので、そもそも受け入れキャパ総量が落ちていたのが理由かもしれません。
お店は事前予約要に戻りました。
これも嬉しいニュースと言えるかもしれません。観光地に観光客が当たり前。当たり前が当たり前じゃなかった世界にようやく少し戻ってきた当たり前。
これから帰省するときに外食を予定する時は、予約します。
妻子を携えての帰省、やはり父の墓参りもセットで。(→2014年の墓参りでは掘り出したのが懐かしい)

最高の天気に恵まれました。
墓問題という観点では、父が眠る墓に母も入るので、これで取り敢えず両親分は解決。父方の祖父や祖母が眠る〜家の墓的な代々のものは・・父の姉さん(叔母)が面倒を見てくれると信じて知らないふり。父も長男ではないし、まぁ、いいか、、と。
でも、ふるさとである北海道の地に両親を振り返る場所があるというのはこれは嬉しいかもしれません。この墓を振り返るのは自分と弟の責任だと思います。
片付いていないのは自分の墓をどうするか問題。墓の管理を妻や娘達に引き継ぐのは出来るだけ最小にしたい気がするので、少なくとも居住地になり得ない地方に墓を置くのは避けたい気が。
そうなると海に散骨してもらう、墓の位置を特定しない、というのは次世代にとって結構いいかもしれないというが現在の自分だけの気持ちですが、ちゃんと決めておかないとな・・と。墓は結局生きている人のものだとも考えると、順番がどうなるか、、ということも関係ありそう。
さて。
帰省したら、恒例の実家メシ更新です。
新実家ではお初となる妻子連れですが、最寄りの地元スーパーで買い込んでくるのは地元の魚介。常備菜は母の得意なものたちによる実家の味。

(おかずがちょこちょこ並ぶのが実家流)
いつも2、3品の刺身盛り合わせを中心に置くのが、自分が帰省したときの実家メシスタイルですが、母は普段は殆ど生の魚介を食べていないそうで、一人暮らしだと面倒なそうです、それはそれで勿体ない気も。

魚の刺身はニシン、貝は定番のホッキ貝、そして海老が、いつもの南蛮海老(甘海老)ではなくて・・チビ牡丹海老!

おチビさんとはいえ牡丹海老がこの量で400円とは恐るべし。ニシン300円、ホッキ貝3つで300円、本日も驚異の1,000円盛り。


常備菜系は好きなものを好きなだけ。
ふと見やると、これまで生の海老を一度も食べようとしなかった次女がエビ刺しに初挑戦中。「これ、美味しい」と食べ出すように。人生初生海老が牡丹さんとは贅沢な話。
北海道のバァバと一緒に海老を塩水で洗ったり、殻を剥くのを横で見ていて心理的ハードルが下がったのかもしれません。見るからに新鮮で美味しそうに見えたのでしょうか。(ホッキ貝やニシンにはまだ手を出さずでしたが)
産地に近いところで、思わずの食育効果。
ラーメンライスといえば一般的にはラーメンと半ライスのセットでしょうか(多分)。自分は高校生の頃は半チャーハンとのセットが好きでした。
これが道産子仕様となると・・

味噌ラーメンとハーフ豚丼のセットになる(仮説)・・
ということで良いのでしょうか。
このたびの家族での北海道遠征の一食目は観光客丸出しで新千歳空港でのラーメンライスを道産子仕様にて。味噌ラーメンを食べるのも久しぶりでしたが、久しぶりだから美味しい。ラーメンそのものをあまり好んでは食べていませんが、食べるとしたら博多系の豚骨ラーメンぐらいなので(豚骨スープと細い麺が好き)。

帯広あたりの郷土料理である豚丼は全国的にもう少し売れても良い気がします。牛丼がこれだけ普及していることを考えると。餃子と焼売の力関係と似たような感じ。
ラーメン好きな方は、最高の一杯のラーメンを求めてどこにでも出かけ、さらに行列に並ぶパワーがあるので、再びアウトバウンドの観光に活路を見出す北海道とラーメンの相性はきっと良いですね。(海外でもラーメンはもっと人気になるはず)

ジンギスカンとキティ・・この方向で。
前夜の地震の影響が残っていないか心配でしたが羽田空港まではまずまず順調に。家族全員揃っての久しぶりの札幌への帰省。
スーパーフライヤーズの家族カードを手に入れたのも空港のラウンジを家族4人で使えるのはいいなぁ。。と思ったから。コロナですっかりその機会がお預けになってましたが、ようやくの機会。

あれ・・まだ提供休止?
ラウンジの価値がビール一杯で損なわれる訳ではありませんが、ここでお預けとなるのは寂しいものが。かくなるうえは乾杯までの五百マイル移動を開始。
(1時間半後・・)


新千歳空港の到着ロビーから上階に逆流して辿り着いたのはラーメン道場。横丁でも共和国でもなく道場(?)
お待たせしました。

これから一足早く週末が始まる予感がキュンキュンするクラシック生一杯目@新千歳空港。

父親の顔の横に「豚」のキャプションをさりげなく入れる長女。誰が施したのかこの英才教育。
これから暫くは久しぶりの札幌編です。
よく食べ、よく飲み、よく踊る、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指して生きてます。2024年〜ロンドン在。