ペリパトス派でいこう

1日1万歩を歩いてます、平均で。

初めて1万歩を意識したのは2008年ですから、割と年季が入っているウォーカーかもしれません。(→365万歩のマーチ

2008年に年間365万歩を達成した以降、次に話題にするのが2021年まで飛びますので・・その間は、平均1万歩を歩けていなかったのかもしれません。(あるいは簡単だから飽きたのか)

ところが2021年に再度意識、そこから毎年1万歩を達成しながら2025年に至ると、もう寝る前に歯を磨くの当たり前ぐらいのレベルで、平均1万歩を歩けるようになっていました。3年も続けると流石に習慣になる、ということでしょうか。

昨年などは平均歩数を1万歩から1万1千歩に増やしてみたりもしたのですが、あまりこれには意味がない。

なんなら1万歩ですら多い気もするので、これからは歩く時間を充実させたり、通勤や散歩のルートを頻繁に変えるなどの変化を増やすことに意識をシフトさせたいと考え始めています。

そんな中で出会った言葉が、ペリパトス派。

古代ギリシャのアリストテレスによって創設された学派で、彼の死後もその教えを弟子達が発展させました。ペリパトスという名前は、アリストテレスが講義を行う際に散歩しながら議論したことに由来するそうで、散歩して思索を巡らすなんて素敵!と。

なんとなく、健康のために歩く、よりも視野が広い気がします。

というわけで、やや体育会的な匂いがした365万歩のマーチあらため、ペリパトス派でいこう、をテーマに変更にしたいな、と。

今のところの累計では、1.1万歩には少し届かず。定量化した事柄については定点観測を欠かさないタイプです。元々、ブログというよりもライフログ気味なので。

初めての国際送金はWISEで

英国に渡航して早1年。

これまでは何とかポンド収入で日々の生活はやり繰りをして、旅行などで足りない部分は日本発行のクレジットカードで支払いを円口座に引き落としを逃して・・とやってきました。

ところが、それぞれの両親の渡航の際の航空券や滞在費を立て替えたりする予定が今後幾つかあり、なんとか日本の円口座から英国のポンド口座に国際送金を行いたくなって参りました。

幸いに、最近の英国での個人の確定申告処理について話を伺っていくと、以前は税務処理が煩雑になるので国際送金を行う銀行口座の管理が煩雑なイメージがあったのですが、制度が変わることにより簡単になった印象。送金のハードルは下がりました。

そこで、渡航前に口座を作っておいたWISEという国際送金サービスを利用して、出来るだけ少ない送金手数料、有利な為替レートが適用されるかをトライしてみました。

結果、4,000ポンド、約80万円を国際送金するための手数料が約5,000円に抑えることが出来ました。そして為替差損は何と無し。

これなら今後は考え方を変えて、日本のクレジットカード利用を止めて、都度の国際送金に切り替えることでいいのかも。

これが、実は自分の海外銀行口座宛の人生初の国際送金。国際送金サービスのWISEも、受け取りのRevolutも、どちらも英国発祥のフィンテックサービス。便利になったものです。

マインドザギャップ

ロンドンに暮らして早一年。

最も心に刻まれた英語のフレーズは?と言われれば・・ラブリーとかブリリアントかな、と思いつつ、選ぶならこちら。

◉マインド・ザ・ギャップ(Mind the Gap !)

そう、ご存知の方も多いかもしれませんが世界最古と言われるロンドンの地下鉄の代名詞とも言える、このフレーズ。

ホームと車両の隙間に、乗り降りの際は気をつけてねーという、あれです。

何をそんなこと、、と思いつつ、私が日常的に通勤で使っているBank駅や、Mansion House駅は、軽く25センチから30センチの隙間が開いていますので、気をつけなければ確実に落ちます。

昨年も数百人があの隙間に落下して負傷しているそうですから(恐ろしいことに過去5年間で6人が死亡しているとも)、日常にある危険です。ホント危ない。

それにしてもロンドンの地下鉄、最初の開業は1863年というから驚きです。日本はまだその頃は幕末、つまり江戸時代の末期でした。新撰組の志士とかが真剣に駆けずり回る中で、地下鉄で移動していたら・・とか妄想すると笑えますよね。

しかし、Mind the Gap、なんとも味のあるフレーズです。

中世の封建制度から長く続いてきた貴族と庶民の大きな境目。そして産業革命以降の富の格差、中産階級の誕生。流動性が高まったとはいえ依然として存在する階層社会、地域格差。

そんな様々なGapがあるのが英国であり、欧州なんだろうなと思いながら、本日も隙間を超えて出勤。

スコットランドでスコッチ

先日のスコットランド訪問での備忘録。

一軒目は地元ビールにワインでしたが、二軒目はやはり本場のスコッチを。世界5大ウイスキーの一角、スコットランドで作られたウイスキーが通称スコッチ。試作品626号は通称スティッチ。

泥炭(ピート)を使ったスモーキーな香りが特徴とよく言われます。苦手な人には、病院、ヨードチンキの香りなんですが、これが癖になるのだから人の嗅覚や味覚は不思議です。

大麦麦芽を原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシと大麦麦芽を混ぜたグレーンウイスキーの二種類があって、自分の中ではスコッチといえばシングルモルトでしたが、味わいをバランスよく整えたブレンデッドの方が世界では幅広く人気のようです。(ちなみに、三大スコッチとは、シーバスリーガル、バランタインにオールドパーだそうな・・確かに知名度も高そう!)

でも、私はシングルモルト派で。

今回はハイランド地方の中心都市であるインヴァーネスに泊まりでしたので近郊に蒸留所がある地元シングルモルトの中から、DALMORE、BALBLAIR、TOMATINの蒸留所のボトル達をあれこれと二晩かけて飲ませて頂きました。

さすが地元だけあって、同じ銘柄でも、カスク違いや、熟成年などで、何種類ものボトルがあります。

これまでスコッチの一括りだけ、詳しくスコットランドの中の地域を見れておりませんでしたが、なじみのBARでよく飲ませて頂いてきたのはアイラ島周りのスコッチであったことなども膨大なメニューと地図を見比べつつつ再確認。(アイラ、スペイサイド、ハイランドなどの銘柄が記憶に残ってました)

こうして旅先で地元の酒を味わえるのは、本当に贅沢で楽しいこと。お邪魔した土地に幾許かのお金を落とせるのも嬉しいです。

自宅用のお土産にTOMATINのボトルを1本買ったのですが、まさかの、蒸留所オーナーは宝酒造様で自国にも還元。

ネッシーの見つけ方

先日、初めてスコットランドを訪問する機会がありました。北部のハイランド地方です。

美しい湖や山々、そして古城などが点在する素晴らしい景色が広がる中、私がGoogle Mapで大注目したのが、Loch Ness。むむ、これってネス湖じゃないの!!(ムーというオカルト系雑誌を友人に借りて読んでいた小学生でしたので、大興奮)

同行するメンバーはやや冷ややかではありましたが、せっかくなので・・と希望を入れまして、ネス湖を拝みに。

(ネッシーはどこにいるのだろうか・・と暫し黙考)

1933年の最初の目撃例以来、世界が興奮してきたネス湖に生息する未確認生物、英語ではLoch Ness Monsterですが、これをネッシーと名付けた日本人はさすがです。

ネス湖も、長さ約37キロ、最大幅は1.5キロ、最深部は約230メートルと巨大な淡水湖ですが、水上で息をする生物なら流石にどこかで見つかりそうな気もします。

地元の方にネッシーの話題を振ったところ、まず地元のスコッチの醸造所見学をした後にネス湖に向かうと、ネッシーを視ることが出来るよ、と笑いながらアドバイスを受けました。

ネッシーの見つけ方!(おい)

よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。