家に向かう帰路で見つけた黒い物体。
一瞬、ギョッとして足を止めましたが、良く良く見ればハロウィンのディスプレイ的な蜘蛛。こうしたものに本能的に足を止めるように人の遺伝子には書き込みがされていることを感じます。
(ちょっと怖い)
旅団(蜘蛛)か・・とクラピカ気分でつぶやいてみる。
英国暮らし初年度の感想としては、ハロウィンの英国での浸透度、人気度は米国とは程遠い気がしました。もともとは古代ケルト人の収穫感謝祭が起源というのを過去に調べた気がします。
米国では毎年仮装して近所を娘達と巡ってトリックオアトリートをやっていた頃を懐かしく思い返します。日本に帰った後はコロナもあり、ハロウィンを家族で楽しむのはそこで終了した気が。
長女は仮装で登校する日が1日あり、恥ずかしそうにパイレーツ姿で出かけて行きました。思春期あるある。
先日の文化祭の学年劇で沙悟浄役を演じた次女はコスプレへの抵抗感はなさそうで、大事に当日の衣装を保存しております。(その皿、次はいつ使うんだ・・)
すっかり冬を感じるロンドンの夜。ガイフォークスの花火が打ち上がるのを見ながら帰宅時、植え込みの上に乗せられた蜘蛛を見て二度びっくり。(誰も取りに戻って来ないから・・捨ててよ)
配当金狙いの個別株投資、通称こびと株は、海外非居住者となっておりますので→証券口座ごと凍結中。もう、カチンコチン。
今出来ることといえば、年2回の配当金推移を観察することと→期末配当金が入金(2024年6月)、こうして、時折、激しく動く日経平均株価観察の傍ら、こびと株の時価総額の推移も傍観するぐらい→株価が乱高下するのを傍観(2024年8月)。
個別株の大部分を預ける大和証券口座は海外では閲覧不能なため(野村證券は使えるのに)、Yahooファイナンスに登録した持ち株情報で全体の時価を確認するようにしています。
足元の時価は約4,200万円。2020年から4年をかけての購入額は3,300万円。2024年のピーク時には約5,000万円、8月の暴落時は3,500万円でしたので結構戻した形です。
今後はもう基本売却せず、死ぬまで保有を継続して、出来る限り長く配当金収入を得ていこうという作戦ですので、株関連で考えるとしたら、数年後の50代後半では買い増しをどのエリアでするかなぁ、ぐらいです。
金融資産のポートフォリオで考えれば、外貨、私の場合はポンドを少しでも口座に残せるようにする、というのもテーマになりそうです。これだけの円安を目の当たりにしているわけなので。
出来ることが少ない≒考える必要はない、という状態も意外と悪くは無いかも。
ロンドンにやって来て半年。1ポンド200円ワールドで何とか生き延びておりますが、重要なスキルが1ポンド100円感覚。
1ポンド100円と思わないと、正直、やってられません。
東京からの大事なゲスト(年下なプロダンサー4人)を連れてランチなどをバシッと奢ると、500ポンドで10万円〜!とか軽く飛んでいくので、ぉぉ。。となりますが、そこは5万円と思い込む。(ランチとはいえ、イタリアンでお酒も飲めば1人1万円は普通だよね・・と思い込む)
社内の歓送迎会でも100ポンドは当たり前、傾斜がつけば200ポンド上等ですので、ロンドン市内の飲食とはそういうものと割り切るようにしてます。(出来ることなら、参加する機会は厳選)
家族連れの外食も、1人50ポンド、4人で200ポンドは簡単にかかるので、これも1ポンド100円と思い込むスキルで乗り切る。
そうこうするうちに、大分とスルーする技術が身についてきた気がします。(人間は環境に順応する生き物です)
(出張時の空港での軽い食事も25ポンド・・5千円? いやいや、2千円ちょっとですよ、ウンウン・・と自己暗示)
厳然たる貨幣格差が感じられる環境ですが、せめて心のストレスを緩和しつつ、なんとか家計をやり繰りして参ります。
エルベ川の真珠、19世紀にはザクセン王国の首都として栄えたドレスデンを家族で週末に訪れる機会が先日ありました。
市内中心部はわずか30分ほど歩いてみた・・ぐらいの一瞬の訪問ではありましたが、ザクセン選帝侯の居城の有名な君主の行列という壁画は眺めることが出来ました。
もう少し時間があればドレスデン城内を観光するなども出来たと思いますが、いかんせん前夜に気持ちよくドイツビールを飲み、ブランチでは泊まったホテルの近くのカフェで美味しくあれこれ頂いたので、あまり観光に時間を割かず。(我が家、あまり建造物などを巡るのにも時間持たずにて)
カトリック旧宮廷教会、聖十字架教会、聖母教会など、市内広場中心部には幾つか名所と呼ばれそうな威容の教会達が立ち並んでおり、流石はドイツの古都という風情です。(多くの歴史的建造物が第二次大戦で失われたというのは残念な限りですね)
(エルベ川を眺めながら一杯飲みたい・・)
ドレスデンを舞台にした作品、革命前夜という須賀しのぶさんの小説、冷戦下のドイツでの音楽家たちの成長を描いた作品に引き込まれたことを思い出しました。
その後、須賀しのぶさんの著作に手を出せておりませんでしたが、人気順に並べると欧州を舞台にした歴史小説が幾つかありますので、まずはもう1冊読んでみようかしら。
実際にその土地に足を運び、Wikipediaなどで歴史の流れを確認し、そして歴史小説でも味わい直したりする、そんな自分なりの楽しみ方の型を今後作っていきたいと思います。
ロンドン市内の中心部から一番近い空港、ロンドン・シティ空港(LCY)利用時には注意です。
この空港からはアムステルダムやパリ行きなどの小型のシャトル便が運行しております。なんとなくシャトル便は定刻通りのフライトではなくなる恐れがあるものの、オフィスからの距離が近いため午前に戻って午後はオフィスで仕事したい時などに選択。
しかし初めての利用時にはしっかりと罠に嵌りました。DLR、ドッグランズレイルウェイで空港のある駅に到着したところ、あれ?降車時の改札がないよね・・と歩いていくうちに、直結する空港内に搭乗券で入ってしまいました。
そして、翌日、区間内の最大運賃がクレジットカードから引き下ろされておりました。。なんでやねん。。
2回目の利用時にあちこち探してみると、見つけた・・
なぜ、こんなにひっそりと改札のタッチポイントが。
どう考えても、旅慣れない乗降客からしれっと超過乗車料金を巻き上げるためのレイアウトとしか思えない設計。せこっ!
そういえばスタンステッド空港に向かう際に乗るスタンステッドエクスプレスはタッチ決済のクレジットカードやオイスターカードが使えないので(ルートンも同様の様子)、旅行時には注意です。家族全員でキセル扱いとなったら目も当てられません。
また来月に久しぶりにLCY発の機会があるので、駅に到着後はクレジットカードのタッチを忘れないようにしないと。。という備忘録でした。
よく飲み、よく食べ、よく読む、中年男子のライフログ〜人生の達人を目指してます。2024年4月〜ロンドン在住。