「一流ビジネスマン研究」カテゴリーアーカイブ

Think clearly(読後メモ)

「Think clearly」。副題は、最新の学術研究から導いた、より良い人生を送るための思考法。

スイスのビジネスマン上がりのベストセラー作家の方がまとめた52の考え方。(ご自身で「思考の道具箱」と呼んでます)

52はちょっと道具としてはいかにも多いので厳選して7つほどを自分の人生に取り入れ、日々を上向かせてみたいと思います。

■ 考えるより、行動しよう
■ なんでも柔軟に修正しよう
■ 目標を立てよう
■ 自分と波長の合う相手を選ぼう
■ 解決よりも、予防をしよう
■ 世界を変えるという幻想を捨てよう
■ 自分の人生に集中しよう

それぞれのメッセージをリライトしてストーリーにするとこんな感じか。

考えるだけの方がラク、行動する方が難しい。人生で自分が何を求めているか知るためには、色々やってみるしかない。これは自分を知るための一番の近道。

始めることが出来たら次はいかに修正するか。物事が計画通りに進むことなんてありえない、ということ。不都合な現実から目を背けずにひたすら軌道修正、方向修正。

それでも、目標がなければ、それを達成することは決して出来ない。人生の大きな意義の答えを探すのは難しいが、小さな意義、個人的な目標を追うことには意味がある。人の幸福度は所得の額ではなく、どれだけ目標を達成出来たかどうかで決まる。

自分は変えられても、他人は変えられない。好感をもてて、信頼できそうな相手としか付き合いわない、仕事もしない、これも凄く重要な人生への向き合い方。

人生の困難は解決するよりも、避ける方が早い、という記述は響いた。賢明さとは予防的措置を施すこと。確かにその通りだ。何かが起こってから対処するよりも、起こさない方がきっと簡単。

そして、何者でもない自分を受け入れること。世界?変えられるはずがない。それよりも、自分の人生に集中しよう。今この時に集中し、一日一日を良い日として過ごすにはどうすれば良いか。

内なる成功を目指し、平静なる心を身につければ、きっと良い人生が送れる。良い人生を「穏やかに、かつ軽やかに流れる人生」と表現したのはストア派の哲学者エピクテトスだとか。

さて、考えるより実践、実践。

賢者に遭遇

いつものように未来食堂(→ランチは未来食堂に決めた)で同僚とランチを食べていると・・あ・・あれは、出口治明さん。。

(共立女子大学の皆さんの打豆メニュー美味しかったなぁ)

出口さんといえば現在はアジア立命館大学の学長。インターネットの生命保険会社ライフネット生命の会長からの転身は何やら格好良かったなぁと思い出します。そしてますますの発信力。

著作を初読みしたのは10年ぐらい前だったでしょうか。講演を聞かせて頂いたのは2011年11月に記録が(→直球勝負の社長)。

その後も著作の多くを読ませて頂いており、勝手にファン気分でおりましたので思わず帰りがけにご挨拶してしまいました。(突然、スミマセン)

2020年は改めて教養(リベラル・アーツ)の獲得、学び直し(リカレント)推進と位置づけており、年明けから現代の賢者と遭遇して、こりゃ幸先がいい・・と嬉しくなりました。

スシローでは待たないと決める

スシローでは待たないと決める。

いつも家族でお邪魔するスシロー、週末のお昼は40分から60分待ちの行列が当たり前。郊外店でこれなのですから、首都圏に近い店舗だと大変な待ち時間となることも。

そんなスシローで、待たないことを決める。

いや別に、ちゃんと列に並ばず横入り、とかそういう意味ではありません。あらかじめアプリを入れ1ヶ月前ぐらいに予約すると待ち時間ゼロなんですから、そうするだけ。(→月刊スシロー

(月1回ペースの通いであれば、毎度違う目玉商品が出てくるし)

(どんどん家族のスシロー注文レベルが高まっていきます)

1ヶ月前にスシローを予定として決めることは、自分にとっては約60分待って入店するよりもずっとストレスの低い選択肢です。そもそも当日嫌になればドタキャンでも良い訳ですし。(その代わり次回の予約は再び1ヶ月後)

何をして、何をしないかを決める。特に、やらないことが重要。
これが意思決定、戦略の一丁目一番地。

アイスコーヒーのブラックぐらいならいいんですけど・・スイーツの仕上げまでスシローで頂くことにはいまだに抵抗が。(大変リーズナブルで良いラインナップだと分かりつつ)

糖質制限を大幅に緩めた同じ日に(お寿司を食べた日に)、さらに糖分そのものを摂取するのは不安。。

すべては「好き嫌い」から始まる

2020年のビジネス書初読みは楠木先生から。

講演を直接受けたことは1度しかありませんが、これまでの著作はほぼ読んでる好みの先生。適度な脱力感とエンターテナーぶりが好きです。嗜好的に似た部分が多い気がしますが、お酒も飲まれないというし、近くにいたところで親しくなる機会はなさそうですけど。

今年はこれまでサボっていた読後のアウトプット習慣の再インストールも意識して。

・「好き嫌い」⇔「良し悪し」≒普遍的な価値観
・好き嫌いに優劣や上下はない(ex. 蕎麦かうどんか)
・自由とは手元にあるオプションの豊かさ、というのは勘違い
・才能は特定分野のスキルを超えたところに
・インセンティブの限界(効果は時間と共に低減)
・努力の娯楽化(ex. 趣味の世界)
・好き嫌い>良し悪し / ネガティブな状況
・出たとこ勝負が好き
・考えることとは、具体と抽象の往復運動
・キャリアは川のようなもの、最後に海でイイ顔をしているか
・順列が違いをつくる(=戦略)

自らの好き嫌いについて理解度が深いほど、人間は快適かつ思い悩むこの少ない生活を送ることが出来る(楠木建)

良本でした。

無努力主義の仕事術、と銘打っていますが、十分色々されていると思いますが・・趣味だから努力じゃないんですよね。

どうせ働くならたっぷりやりたいし、プレッシャーや困難な課題も歓迎、という自らの仕事への思いやスタンスも再確認。

私的テレワーク実験

先日のこと。朝、いつものように家を出て、出社する・・と見せかけ駅前の喫茶店へ。

サボリーマン、ではなくて、実はこの日は擬似テレワーク実験。擬似・・というのは、自分の勤務する職場ではまだテレワークが正式導入されていないので、有休をとって私的に実験してみようか・・と急に思い立ち。

それにしても、朝から喫茶店でモーニングセット食べているシニアな方達って結構いるものなんですね。じっくり新聞を眺めながらバブルあたりの往時の思い出語りをしている方達を拝見し、リタイア後もただ家にいるのは苦痛なのかなぁと想像。(図書館や公園に自主出勤している方達も多数と聞きますし)

昨晩から今朝にかけてのメールに一通り返信、指示も出してから、じっくり普段は落ち着いて考えられない進捗レビューや戦略立案の叩き台作り。緊急ではないけど重要な象限に集中。

有休使って何やっているんだか・・という話ですが、なかなか有意義な時間となりました。たまに働く場所を変えてみるのも、良い脳への刺激となりました。