「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

2010年3月の濫読

3月もあっという間に終わりそう。濫読ペースはまずまずですが、定期購読の日経ビジネスとアソシエが滞貨してます。

デフレとは慢性病みたいなもの、じわじわと我々の命を奪っていくもの。30兆円分の赤字国債を発行してデフレを退治しようという勝間先生のインフレ提言。

これ以上、日本の財政赤字(900兆円)が増えるのは不安に思うが(財務省の思惑どおり?)、確かに日本円で発行された日本国債は日本人が殆どもっている訳で、、何が問題なのだろう。

(日本円の価値が無くなった時に困るのは、結局たくさん日本円を持っているお金持ち)誰か教えて、かしこい人(J君あたりの話もきいてみたい)

O先輩から「わりといいよ」と勧められ、手に取ってみる。終盤近くになって既読だったことに気付いたが、100番目を再読できただけでも意味あり。

「お先に失礼!」する技術、も良かったですが、こちらも良いです。自分も、株式投資→不動産投資のステップを踏みながら、複数の顔で収入をえる道を模索中。

ワタミの既存事業「外食」「介護」「宅配弁当」は顧客の財布が違うのが強みという説明に感服。「外食」は可処分所得、「介護」は預貯金や退職金、「宅配弁当」は年金・・確かに違う。

さらに4本目の柱である「農業」を如何に立ち上げることができるか。会長に就任された渡邉美樹さんの活躍からは今後も目を離せません。

シンプル・・という割には実は色々ルールがありますが(汗)主に米国を前提としたコミュニケーション技術の指南書、ふーん、という感じです。

頭が良くなりたいです。脳のポテンシャルがもう上がらないのなら、使い方を上手になるしかない。しっかり使ってやらないと!

☆☆☆★★

さすが直木賞作品だけに一気に読ませる力はあるが、、、うーーん、女子な世界。「対岸」という表現が深いです。人と本当に分かりあえたり友人になるのは難しいですよね。

好みが分かれそうな一冊。 おっと、3ヶ月で丁度1/4のペースです。

50/200冊

今月も濫読(2010年3月)

2月は短かったですが、やっぱり濫読。読書ってお手軽で最高の娯楽です。

☆☆☆☆★

著者は人気漫画の原作者様、エンターテイメントに徹した良品。「金田一少年の事件簿」「神の雫」「サイコメトラーEIJI」「クニミツの政」・・など。バクマンのシュージンが小説書いたらきっと面白いんだろうなぁとか思ったり。

映像が頭に浮かびやすい文章と言うか、コマ割りを意識させる引きを感じさせました。

☆☆☆☆★

僕にも娘が出来て、このような事態が起きた日には、自分で裁きを下したいだろうなぁ。正義って何なんでしょう、巨匠の作品世界にどっぷりと浸りました。

☆☆☆☆★

新宿鮫シリーズ第9弾、相変わらずの筆力。そろそろ1作目から読み返したくなってきました。鮫こと、鮫島警部の描写に憧れて、昔、つい後ろ髪を伸ばしてしまったのは内緒です。

ふざけた装丁とタイトルからは想像もつかないような真っ当な生物の入門書。センター試験レベルちょいの生物の知識をすっかり忘れてしまっていることに気付く。ちょっと面白いキーワードだけ切り取って備忘メモ。(自分にしか分からないかも)

■ 人間の遺伝情報はDVD1枚に記録可能(30億塩基対=3ギガバイト)

■ ミトコンドリアとは、真核生物が21億年前に自らの細胞内に取り込んだ好気性細菌

■ テロメア=染色体のはしにあるのりしろのようなDNA領域≒命のロウソク

■ 生きるとは=エネルギーをつかってエントロピーを減少させ続けること

■ 人は「核酸を効率よく増殖させる器」であり、ウイルスは「他の生物を宿主とする核酸断片」

本ブログでも、できるだけキャッチーなタイトルをつけようと努力してますが、果たして?実際は、お客様(読者)目線を持てず、独りよがりなものも多いなぁと反省。

本日のマイミクの日記の中で一番最初に覗いたのは、やはり、マッキの日記。件名「胸当てするの忘れて弓道をしたら、オッパイ痛いよねー 」・・・天才です。

☆☆☆★★

以前の部署で一緒だったH先輩にお借りしました。小説中の裁判と同じくちょいと中だるみかなぁ。既読の「トップレフト」「アジアの隼」「青い蜃気楼~小説エンロン」の方が上でした。

あっという間に2010年も2か月が終了。

今年こそ余裕で200冊以上濫読しないと・・・って、今からペースギリギリです。

■ 35/200冊(2010年)

最近の濫読(2010年2月)

年明けは休みも多いせいでペースは順調ですが、2月はあっという間に過ぎてしまいそう。通勤の帰り道や、ちょっとしたスキマ時間に意識して本を開いています。

魅力的な31人の各界のトップランナーの横顔を佐藤可士和さんが紹介するお洒落本。なにごとかを為す人にはある一つのオーラがある、そしてとても人生に貪欲です。

この本のおかげで、目的と目標とゴールという言葉の使い分けが明確になりました。目的のための最終的な目印がゴールで、ゴールまでの通過点に置くのが目標。

ついつい目標(通過点)にフォーカスしがちな自分には新鮮な視点です。そして、夢とは、「将来実現させたいと心の中に思い描く願い」・・なるほどぉ。

夢のリストアップ→ゴール&目的のあぶりだし←目標の設定。ここにゴールに到達した瞬間のビジョン(イメージ)を加えて夢の実現を促進する、か。

リゾート再生事業を手掛ける星野リゾートの各地での取り組みを描いた良書、お勧めです。最終章では、会社をやめた元同期のSオッチも登場してきて大興奮。

総支配人として島根県松江の玉造温泉「華仙亭 有楽」を短期間で再生させた実績を買われ、静岡県熱海の蓬莱に総支配人として送り込まれ、おかみとの二人三脚で再生に取り組み中。

持ち前の明るい性格とコミュニケーション能力がとても評価されていると絶賛!元同期としてはとても誇らしい気持ちになると共に、さてさて自分は・・・と省みて(汗)

京都、いや、日本が誇るエクセレントカンパニー、任天堂。山内さんというカリスマから、岩田さん、宮本さんという天才に引き継がれさらに輝きを増す姿に感心。

元(現役?)ゲーマー(ゲームファン)としては、身をもって経験してきたゲーム史と共に、任天堂がDSとWiiに辿り着くべくして辿り着いた軌跡を追体験。

みず△さんにも、もっともっと働いていた頃の話を聞いてみたくなりました。道産子の岩田さん(社長)という経営者にも一層興味が湧きました。

「教科書」を冠した2冊ですが・・・薄い。。(内容が)

ごもっともな内容が並んでいても、something new がないビジネス書は食傷気味です。仕入れはめさんなので財布はいたんでいませんが(彼も会社の経費で購入してます)

自分の時間も有限なので、外れの匂いがした時は高速読破モードに突入です。

25/200冊

 

予算500万円の濫読

同居人のめさんは今年の10月から新しい会社で人事課長として働いているのですが、社員の福利厚生の一環としてあるミッションをうけたそうなんです。

500万円分の本購読 号泣

社員に読書習慣を付けたいだなんて、なんて素敵なアイディア。それにしても500万円分も本を買う仕事だなんて・・・想像がつかないですね。

僕が2009年に費やした書籍費が、ようやく20万円。(これは雑誌購読、新聞代含め)

2008年は30万円で未読本が結構年越ししたので、2009年は総額が下がりました。専門書や写真集なども買ったということですが、よくも500万円分購入を達成できたもの。

2010年前半はめさん社文庫の供給も活用して濫読書籍費が少し浮くかも!

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今週の濫読

2010年1月、やはり本田さんお勧めの本に間違い無し。幸福な人生を送るための普遍な真理、人生の質を高めるための方法は4つだけ。

■ 重要なことを増やす

■ 重要でないことを減らす

■ 新しいことを始める

■ あることを完全に止める

正直凄い。何にでも応用が利くところが真理たる所以か。この視点(フレームワーク)をもって、人生を見つめ直さなくては・・お勧めです。

確かに成毛さんは大変大人げない大人のようで、部下だったら大変に違いない。でも、興味のあることには徹底的で、きっと魅力ある人物なんだろうなと思います。

ぶったまげたのが僕もネトゲ廃人2歩手前までいったFF11に2年間で6,000時間を費やしたとか。。僕が1年半で2,400時間ですから・・廃人?。。スクエニの社外取締役だからといっても。。

なかなか小説仕立てで面白い良作、やや話が強引ではありますが。問題は、僕自身がドラッカーの「マネジメント」を未読なこと!(まだ1冊しか読んでないかも)

ゲーム業界というのも、やっぱり製造業のひとつなんだろうなと思いました。同居人めさんがゲーム業界に転職して人事をやってますので、業界をちらりと覗き見。

日本人とはなにものか、日本文化とはいったいなんなのか。古今東西の日本人論を並べたて論じる語り口が爽快な入門書、お勧め。

僕のツボは、「きょろきょろして新しいものを外の世界にもとめる」のが日本人の基本キャラの下り。日本文化はめまぐるしく変化するのだが、変化の仕方は変化しない、か、面白い!

☆☆☆★★

とことん男運に恵まれないヒロイン達の8つの恋物語。女性視点からこの世の中をながめる体験は小説ならでは。

■ 19/200冊(2010年)