「僕ら観劇部」カテゴリーアーカイブ

プリティ・ウーマン〜ミュージカル観劇メモ

先日のNY出張、予定していた晩御飯の予定が定時に入らず、内輪メンバーであれば後から合流で良いか・・という判断にてブロードウェイ詣ですべく前日チケット購入。(tktsに並ぶ時間はないので)

プリティ・ウーマンがミュージカル化されて8月半ばからブロードウェイでかかっていると知って気になっていたんですよねー。

ぎりぎりまで打ち合わせをしていたのでマンハッタンを猛ダッシュして向かいました。アラジンの劇場の隣のブロック。

ネタバレ注意・・・というか、ほぼ完全に1990年公開の映画版のストーリーを再現しておりますので、話的にはサプライズありません。誰でも安心して観ることが出来ます。ただ、すでに30年近く前の話ゆえ世相の違いなどは感じるかも。やはり現代版のおとぎ話、米国版のシンデレラストーリーとして捉えればいいのでしょうね。

シンデ・ファッキン・レラ!のセリフも健在でした。(そして今回知りましたがなんとプリティ・ウーマンってディズニー映画だったんですね。。。)

期待タップリで向かいましたが、やはりその期待を裏切らなかったのがヴィヴィアン役のSamantha Barks。英国ウエストエンドでレミゼのエポニーヌ役を演じ、映画版でも並み居るハリウッド女優の候補者達を押しのけエポニーヌを演じた彼女。とにかく歌が素晴らしかったです。そして意外にもスタイルも良い。

全編通じて目立ちまくりがトンプソン支配人&謎のハッピーマンとして狂言回し役を演じたErik Anderson。いい味出してます。映画The Greatest Showmanにも出ていたそうですが、こんなに歌える男なら、彼もサーカス団の一員でも良かったのに

リチャード・ギアにはイケメンぶりで少々かなわくとも、しっかりエドワードを演じたAndy Karlも魅力的でした。ブロードウェイを中心に映画やテレビに出演多数。奥さんのOrfehがヴィヴィアンの親友のキット役で同じくステージに立っているのがブロードウェイ村っぽくて面白いですね。(毎度演じてて奥さん嫉妬しないのかしら)

(夫婦で歌っている動画を発見)

アンサンブルも質的に充実しており流石オリジナルの気合を感じました。(是非、妻にも観に行ってもらいたい・・・)そういえばアンサンブルの中に以前観たキンキーブーツの何回目かでローレン役を代打(under study)でやったけどイマイチ・・と思った女優さんがいたのを見つけたりも。(意外とよく観て覚えている自分に驚く)

シンプルで気持ちの良いハッピーエンドストーリーです。オープニング曲のWelcome to Hollywoodが象徴するように、アメリカンドリーム華やかな感じがいかにも米国っぽいので個人的に観る価値ありかと。本公演の為に用意されたオリジナル曲達もなかなかのものです。ただし念のため、あの超有名なテーマ曲はどこにも出てきません。

しかし、こんな凄いメンバーの中にいたエポニーヌ(Samantha Barks)に至近距離で会えたことを思い出すだけで胸が一杯。前からの2つ目のB列だったので演じる俳優の皆さんの息遣いまで仔細に感じることが出来ました、角度はかなりありましたけど。(前日でもそんな良席が売れ残っているという点では苦戦しているのかも)

ちょっと久しぶりに映画プリティ・ウーマンも観直してみたいと思います。

レミゼ@ヒューストン〜ミュージカル観劇メモ

待ちに待った久しぶりのレミゼ観劇の機会がありました@ヒューストン。前回ブロードウェイで観たのが約2年前、その後ブロードウェイでは終わってしまい、ようやくの全米ツアー来訪。

Welcome to Houston !!

さすがレミゼぐらいの人気作品になると地元ヒューストンの大箱の劇場でも値段下がらず200ドル越えでオーケストラ中央のほぼ一番後ろ。金曜夜のソワレが僕、土曜昼のマチネに妻が友人とお出かけする時間差観劇。

帝劇で2回、ブロードウェイで3回、そして今回。映画版は当然複数回。。さすがにオタク化した妻ほど深く語ること出来ませんが、それでもそれぞれの役どころと本日のキャストの印象なんかでは自分なりの感想が出てきます。

本日の私的感想、なんと珍しいことに良かった順が、マリウス、バルジャン、コゼット、ファンテーヌにアンジョルラス、テナルディエ夫婦が続いて、お尻にジャベールとエポニーヌ。普段ジャベールとエポニーヌ好きな自分としては大番狂わせ。

翌日観劇に出かけた妻とも意見交換すると、結構近い感想。今回マリウスとコゼットが想定外にハイレベル、女子的にはマリウスとアンジョルラスがKinki Kidsなみに凄かったのだとか。

(左マリウスJoshua Grosso、右アンジョルラスMatt Shingledecker、完全にイケてる王子系二人組・・)

あとは、ジャンバルジャン役のNick CartellのBring Him Homeが圧巻でした。妻の受け売りですが、確かにこの曲の祈りは深い。

隣に座られたメキシコの上品なご婦人と幕間などでおしゃべりも楽しんだたのですが、帰りしなに僕にかけられた「Good luck in your life!」というのも、なかなか味わい深いなぁと。世の中いろいろあるけど・・明日からまた頑張ろうと思ってしまうのがレミゼの観劇効果。

そういえば妻は定番の赤と黒を意識した服装に、この日のためにネットで購入したというレミゼバッグを携えデビュー。なんと原作のブックカバーを使って手作りされた一品、、誰が作って誰が買うんだというニッチな商品。会場で何人ものレミゼ好きな同志達に「それいいね!」とあちこちで声かけられたのだとか・・・(引いてませんよ、ちょっとだけ驚いただけ・・次は帝劇で使ってください・・)

マンマ・ミーア!〜Here We Go Againというか2(ネタバレあり)

2008年に公開された映画版マンマ・ミーアの続編を観てきました。あらすじとしては前作から10年後のソフィアが暮らす世界と、ソフィアの母親のドナの若かりし昔が交錯するストーリー。

前作マンマミーアの映画版は、確か10年前に映画館で1回、その後もビデオで2回ぐらい観たのでわりと鮮明に記憶に残っておりました。ミュージカルはそれより遥か昔にロンドンで1回、四季でも1回だったかなぁ。(もともとミュージカルが先→映画です)

ある程度話の筋が見えていないと鑑賞難易度が高い気がします。(初めてが前提知識無しのロンドンのミュージカルだったので人間関係が見えずに死亡、英語だったのが拍車をかけました)

でもABBAのヒット曲の数々はほぼカラダに染み付いてますし、前作の映画がすっかり理解出来ていたので心からこの続編を楽しむことが出来ました。ホント見事に前作で広げた話を綺麗に回収していく流れにホレボレ。おっさん達(ソフィアの父親候補だった3人)も若かりし頃はしっかり格好良い姿で描かれています。

配役はしっかり前作メンバーを残しつつ、新たなキャスト達が見事に各役にはまっており感心しました。

ソフィア役のアマンダ・サイフリッドもすっかり堂々としたもので成長されたのだなぁと。(そういえば映画版のレミゼのコゼットですね、彼女)あとはピアース・プロスナンは65歳にして大分とじいさまになってるなぁとか(普通か)。。スカイも完全におっさんだなぁとか。。(俺もか)

今回の注目は若き日のドナを演じたリリー・ジェームス。凄い美人というわけではないはずなんですが・・歌い踊る姿や表情がとても魅力にあふれており目が釘付けに。他の出演作品もチェックしないと・・

まぁ何と言っても凄いのはやっぱりドナ役の御大メリルストリープ。今回きっと出てこないんだろうな・・と思っていたらラストの美味しいところを見事にかっさらっていきます。

ギリシャの島はとにかく美しいし、衣装はおしゃれだし、歌はどれもご機嫌ですし、幸せな気持ちになること間違い無しの快作、オススメの新たなミュージカル映画です。(前作の記憶が薄らいでいる方は予習してから観るとさらに良いかも)

最後のダンスシーンでは、ほぼ満席の映画館が(火曜の半額デーだったので)大盛りあがり。立ち上がって踊りだすオバさん達までいてさすが米国。僕もおなじみダンシングクィーンでは完全に音を拾ってノッてました。(と同時にいまだにサイド強化の記憶が一気に蘇る自分が怖い、フラッシュバック的な)

(公式トレーラー)

これは母から娘、娘からさらに娘へと語り継がれる物語。

なぜか妻と妻の母(ママ)が脳裏に浮かびました。ママ、そう言われると、ちょっとメリルストリープに似てる表情を浮かべる時があるかもしれない。(いずれにせよ母娘共に美人です)

ラブ・ネヴァー・ダイズ〜ミュージカル観劇メモ

久しぶりにヒューストンでも観劇。妻が横にいたら是非、順番に観劇したかった演目です。(ゴメンね)

巨匠アンドルー・ロイド・ウェバーのラブ・ネヴァー・ダイズ。日本語のWiki表記に従うとネバーではなく、ネヴァーなので、思わずダイズを大豆と書いてしまいたくなるのは置いておきます。

大ヒット作オペラ座の怪人の続編、という位置づけなんですが、未だブロードウェイでは上演されていないといういわくつきの作品でもあります(ウエストエンドから始まり世界各国、日本含めで公演されているものの。。)。

オペラ座の怪人を凌ぐか?と言われると、確かに楽曲はあの世界に届いていない・・と感じるものの(それだけ前作が偉大)、でもオペラ座の怪人に心打たれた観客であれば、あれから10年後の世界を描いた作品、絶対観たいよね・・とも思います。

今回の全米ツアーキャストの面々ですが、印象に残ったのはクリスティン役のMeghan Piecernoさん。さすがのNYオペラのソプラノで、圧巻。あとはメグ役のMary Michael Pattersonさんが可愛かったなぁ。彼女が過去にブロードウェイではクリスティン役も演じていたというのが面白いですね。

作品としての続編の難しさ、、というものは感じつつも、それでも観たい・・と思ってしまうワガママファンの自分としては満足。怪人には幸せになって欲しいもの。。(ちょっと彼、勝手ですけどね、色々と)

The BAND’S VISIT〜ミュージカル観劇メモ

先週のNY出張、1週間も出かけると1日ぐらい予定が入らない夜があったりします。当然ブロードウェイ直行。

当日の売れ残り券を叩き売るtktsに足を運ぶ時間は流石に残されていないだろうと思い、前日にネットで購入(正解)。

The BAND’S VISIT、2018年6月のトニー賞でベストミュージカルを含む10の賞を得た高評価の作品。もともと2007年のイスラエル映画を元にしており、2016年のオフブロードウェイで人気が出た作品なんだとか。(いつものWiki調べ)

あらすじはエジプトの警察音楽隊が公演の為に訪れたイスラエルで迷子になってしまい、間違えて訪れた田舎町で翌朝まで一晩を過ごすことに・・堅物の隊長、食堂の美しい女主人、エジプト人とイスラエル人がぎこちないながらも言葉、歴史の違いをこえ音楽が皆をつなぎ・・というような静かでほのぼのなストーリー。

気のせいか劇場には中近東からの観光客も多かったのではないかと思います。アラビア語にアラブの音楽が飛び出し皆さんノリノリでしたから。僕も15年以上前に出張先で耳にした懐かしいアラビア語の幾つかに耳が反応致しました。(アッサラームアレイコムとかハラス!とか色々、覚えているものですね)

NYのブロードウェイの地でこうしてアラビア語が飛び交い、皆が遠く中東の大地に思いを馳せる機会があるのは大事だなぁと。そして音楽や演劇には言葉が(あまり)いらないよな、ということも改めて実感。

トニー賞受賞の直後ということもあり、ほぼ満席。たまたま1席だけ残っていた柱が邪魔になり右袖が観れない売れ残り席を80ドルでゲットしました、ラッキー。商業的には大成功しないかもしれませんが・・多くの人に観てもらいたい良作品だと感じました。

(ヒロインにも、なんとも言えない魅力あり)

ミュージカル通の妻に報告すると「すごいの攻めたねー」と。妻が観劇した場合はどんな感想があるのか聞いてみたいです。