寿司カウンターでdankyu

dancyuじゃなくてdankyu。

(図書館で借りて遅れながらも毎号読んでます)

日本滞在期間中、妻の実家や会社の懇親会での立食の席などで複数回お寿司を食べる機会はあったものの、折角なので一度ぐらいはカウンターで握ってもらったばかりの寿司をすかさず食べる機会が欲しいよね・・との思いがムクムクと。(普段ヒューストンではくら寿司の握りたてを頂いています)

でも時価のお店はちょっとイヤン・・ということで、すしざんまい相当のリーズナブルなお店ならいいであろうということで銀座から築地方向にテクテクと捜索。

む、よく見かけるけどここは入ったことない。

値段的にはざんまいと同じぐらいと思われるのでココで!

向かいにあったすし好には入ったことがあったので築地玉寿司をチョイス。結構あちらこちらにお店を見かける気がします。(調べると全国に24店舗を展開、大正13年創業の老舗!)

毎度〜、予約はありませ〜ん。

幸い待てずに入れましたが、あやうく一人なのに小さなテーブルに連行されそうになったのでガラ空きのカウンターを所望。一人でテーブルに座って寿司とかありえないし・・・(それ普通?)

連日の飲み過ぎで疲れたカラダに追いビール。

さて、心を落ち着けてメニュー熟読。なんとなく居酒屋的なメニューも充実しておりましたが、やはりここは少し刺身つまんで早握ってもらい早々に退散・・が宜しいでしょうね。

まずは米国では出会えない鮮度の良い青魚からイワシ様を。

続いて冬のおすすめ握り11貫を。

鱈の白子とかウニにも蕩けてしまいますし、またこの赤身に白身のキレの良さったら。

炙り5貫とか追加。

あとはアラカルトで貝類を幾つか攻めて(ホッキ貝とか赤貝とか・・)、最後にウニを手巻きにして頂き終了。

店内には驚くほどの外国人(中国人)比率でインバウンド効果をここでも実感しました。ただ、自分の左右に座った方々は観光客という感じでもなく、もう少し手慣れた感じ。

右のロシアっぽい感じの二人は「生二つ!」と言っているのでおそらく日本に現在赴任中、左の背の高い欧州人は、きっとビジネスでの出張か・・などと想像。結局、注文の際に少し悩んでいたところで助け舟を出して軽く会話。

(夜は休肝と決めていたので日本酒は一杯だけ)

オランダのどこだかの出身で半導体関連で働いているという話を聞きながら、そういえば、ドイツで働いた2年間のうちのかなりの日数をオランダでの仕事で過ごした割に全くオランダ語が頭に浮かばない・・という事実に気がつきました。皆さん、英語上手ですしね。

先にお勘定をしての別れ際に唯一口から出てきたのがdankyu。
オランダ語のありがとうはダンキュー。ちょっと喜んでたなぁ、テキサス暮らしの日本人からふいにdankyu言われて。

お隣ドイツではdanke(ダンケ)、海挟んで北の英国ではthank you(サンキュー)だからって、ダンキューに落ち着くか?と今でもその言葉の成り立ちが興味深いです。