闇金ウシジマくん

→裏一万冊プロジェクト立ち上げに伴い、ここ最近で全巻、または既刊を読み通して面白かった漫画を順番にメモ。

ちなみにしばらく漫画を読んでいなかったので、誰でも知っている有名作品の紹介が当分は続くと思います。それでも周りでは漫画を完全に卒業した方ばかりなので、差別化といえば差別化か。

漫画を読むことまで自分の中で意味付けしようというのは何やら必死すぎる気もしますが・・まぁ、いいか。

第一弾は・・


■ 闇金ウシジマくん

かれこれ13年の長きにわたり不定期連載され、既刊40冊。テレビにも映画にもなって2010年の小学館漫画賞一般部門を宇宙兄弟と共に受賞とは素晴らしい。

中身といえば、どうしようもない社会の闇や暴力、絶望に溢れており、たまにホッと一息つく場面がないこともないですが、基本小中学生が読んでいたら直ぐ取り上げたくなる内容。

それでも手にとって読むべきと思えるのは、知っておくべき世の中の現実があるから。ナニワ金融道も読むべき良作ですが、あちらはマチ金、こちらは闇金。合法と違法の違いがありますね。

とにかく闇金融の日常と様々な債権者のエピソードがリアルで、ノンフィクションが好きな方には全力でオススメです。連載中の物語は最終章といわれるウシジマくん編に突入。さすがの牛島君もかなり追い詰められています。

色々な時事ネタや事件を取り上げていく流れは、石田衣良さんの池袋ウエストパークシリーズを思い起こします。あちらは主人公の回想録的で視点は違いますが。あちらも最新刊が未読なので、読まないと!