大腸ポリープが癌化する前にラッキー除去

米国で大腸内視鏡検査を受けてみたシリーズ最終回。(前回は→米国で大腸内視鏡検査

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3週間ほど前に受けた大腸内視鏡検査。検査中に見つかり即日切除した大腸ポリープの病理検査の結果を聞きに行ってまいりました。

検査後の説明書きによると、大腸ポリープというのは3種類あり、adenomas、hyperplastic、inflammatoryの中で、hyperplasticとinflammatoryであれば別に心配はないが・・とありましたが、先生からの説明は、どっちもadenomasだったよん、と軽い一言。

ん?それって、そのうち癌化する可能性のあるタイプの大腸ポリープだったってことじゃないですか!(adenoma=腺腫)

もともと53歳で事故で亡くなった父親が40代の頃から大腸ポリープをとるために定期的に検診を受けており、46歳の時点で切除したポリープの一つが癌化していた歴史があるので、要検査ではあったのです。(大腸ガンの中には高い確率で家族間を遺伝するものがあるそうです)

幸いに、大腸ガンはポリープ(腺腫)が癌化する前の段階であれば容易に切除可能なので、これから3年に1度は必ず大腸内視鏡検査を受け、ポリープが出来てきたら都度切除をしていくことが今後の人生のMUST DO LISTに加わりました。

今回、偶然に痔の便潜血が発端で見つかった大腸ポリープ2つも、あと10年も放置していたら癌化していた可能性が高いということで、冷や汗もの。

「こんな小さいうちにポリープを見つけて取ることが出来てラッキーだったねぇ」と爽やかに笑うDr.サンと思わず両手で握手しちゃいました。

さて、大腸ポリープが出来たら切ればよいといっても、予防出来るものであれば予防したい気も。調べると、過度の肉食と飲み過ぎ、食べ過ぎを避け、野菜をしっかり摂取して適度に運動をする・・・ということでした。なんかごく当たり前な健康生活のススメ、という感じです。

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(妻が得意の美味しいローストビーフ)

肉ばかり連続して食べずに魚もバランスよく食べる・・というのはちょっと米国生活ではハードル高く、食材コストも嵩みますが、命には変えられませんので今後励行したいと思います。

いやー、それにしてもラッキーでした。同じ遺伝子組成をもってそうな5歳下の弟にも早速アドバイス。

(関連バックナンバー)

■ →人間ドック2016
■ →米国で大腸内視鏡検査を予約
■ →米国で大腸内視鏡検査

サラダ記念日

俵万智さんの大ベストセラーとなった歌集、サラダ記念日。出版されたのは1987年ですから自分が中学1年生の頃でしょうか、なんじゃこりゃ?と思った記憶があります。どこからどこまでが短歌で、どこからは日常の戯言なのか、いまだわからないのは自分の感性の問題なのでしょう。。

ということでサラダ。これまでの人生で、外で食べる昼食をサラダのみにしたことはなかった気がしますが、ここしばらくですっかりサラダの虜に。

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(職場近くのモールのサラダ専門店)

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組み合わせはほぼ無限大。

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タンパク質摂取は基本はチキンの様子。

レギュラーサイズが8ドル、スモールが6ドル、肉を追加は2ドル、アボカド追加は1ドルなどなど。だいたい10ドル前後ですのでモール内では高級ランチです。

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初日。

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2日目。

サラダのベースをミックスサラダにするのかロメイン一本で行くか、はたまたスピナッチやケールを入れるかよりはじまり、各ゾーンで数々の選択肢が襲い掛かってきます。(優柔不断な人はきっと大変でしょう)

次のゾーンでのお気に入りはセロリ、レッドオニオン、スノーピー、キュウリなんかですが、これを他の野菜に変えたらどう調和が変わるのかも気になります。(どうやら全部載せという選択肢はなく、各ゾーンで3種類マックスぐらいが常識の模様)

アクセントに使うのはグリーンピースやコーンというソフト系もあれば松の実やナッツなどのハード系もありますし、クルトンという手もあります。(糖質制限的観点で小麦系は選びませんが)個人的には黒オリーブは外したくないところ。

チキンも通常のものやスパイシーなどチョイスが沢山。変わったところではシーフードというのもあります。(中身はカニカマです)おそらくカニカマとアボカド、マヨネーズ系は相性が良いはずですね、カリフォルニアロール的な。

果たして自分にとって究極の好みのサラダを編み出すことが出来るのか? しばし試行錯誤を楽しみたいと思います。

(ちなみにSubwayでの自分の定番は、ベイクした6インチのイタリアンに、ツナ、オニオン、ブラックオリーブを載せて、マヨネーズと胡椒です。)

ハイボールはじめました

ここ数週間の糖質制限生活の流れを受けて、我が家ではビールの消費量が激減。醸造酒から蒸留酒へのシフトが進んでおります。

我が家の蒸留酒ストックというと、貴重な日系の焼酎達以外ではメキシコ製のテーキラ&メスカルぐらい。(→メスカルとは?

昨年10月に購入してチビチビ飲っていたバーボンのエントリーモデル2本もようやく空になったので(→バーボンはじめました)、1年ぶりのバーボン補充。

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今回購入したのは、よく名前を聞くMaker’s Mark。Maker’s Markはサントリーが買収したBeam社(現在はBeam Suntory)が保有するバーボンウィスキーの銘柄。

Wiki知識によると、一般的なバーボンがライ麦で作られるのに対して、こちらは冬小麦で作られるので柔らかい口当たりになるのだとか。Wild TurkeyやEarly Timesと比べてどうでしょう。

もう一本がJack DanielsのHoney風味。天然蜂蜜、メープルシロップ、ナッツフレーバーが加えられています。妻の糖質制限でも蜂蜜の糖分は可となっており、これなら良いかなぁと。

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さらに勢いで買ってしまったのがHIBIKI。

輸入元がBeam Suntryとなっており、Beam社の販売網に乗せて米国市場への攻勢をかけはじめたのかな、と。酒屋価格が税込で約65ドル。日本での希望小売価格が5,000円ですので、日本から輸入ウィスキーと考えるとリーズナブルな気がします。

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(いつ開けて飲み出そうかしら)

飲み方はハイボール(炭酸割り)を我が家の当面のスタンダードにしたいと思います。なぜかと言われると、ビールの後釜だから炭酸は捨てがたいなぁ、、ということで。勿論、食中酒として。

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(このハニー風味は少々癖になりますね)

これだけ読んでいるとまるで飲んだくれているようですが、今年の5月あたりから家での酒量を少し減らしてみたところ(→平日の減酒作戦)割と定着出来ております。勿論、お酒の在庫は切らさないのが鉄則ですので、現在も日本酒は四合瓶が冷蔵庫に7本、焼酎は8本、ワインは泡白赤合計12本を常備中。

妻が一緒に楽しんでくれるので心強い限りです。

州立公園探検〜Brazos Bend State Park, TX

週末にふと家族で思い立ち一番近所の州立公園まで探検に。探検といっても家から車で1時間弱なのでドライブがてら。

■ Brazos Bend State Park (→公式HP

前日に確認するようじゃダメなんでしょうが、一応キャンプサイトに空きがでてないかみてましたが、満室(満サイト?)。ということでまずは半日の日帰り偵察行。

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(1時間ぐらい走るだけで思いっきり田舎)

とにかく大きそうな州立公園の入り口で入場料を払います。大人2人で14ドルなり。テキサス州のどの州立公園でも入れる年間家族パス70ドル購入を勧められますが、5回来てから考えよう。。

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(アリゲーターに注意の看板がそこらかしこに)

園内には野生のアリゲーターが300匹以上生息しているそうで、アリゲーターに会えないかなぁというのも楽しみの一つ。(会ったら逃げますが)

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(園内は湖と湿地帯で構成される感じ)

あちこちにトレイルコースがあるので、ハイキングやトレイルラン、マウンテンバイクなんかで走るのは楽しそう。湖では釣りも出来るようですが、釣り人は見当たらず。

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(アリゲーターや爬虫類の展示コーナーが)

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(みんなでタッチ)

広大な州立公園ですのでポイントを回るのは勿論車で。トレイルするのは自由ですが、車を駐車したところまで戻って来なくてはいけません。

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ヒューストン自然科学博物館の出店のような感じで天文台が。普段は有料ですが、本日はたまたま天文学の日だとかで無料で見学出来ました。まだ昼なので金星の様子を観測。夜になるときっと満天の星空を楽しめそうです。

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(イベントデーだったのでフェイスペインティング)

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ボランディアの方達の筆さばきはやっぱりプロの腕にはかないませんね。娘達が喜んでくれたので感謝、感謝ながら。

天文台の周りにはいわゆる天文愛好家の皆さんが集まって賑やかながらも独特の空気が流れておりました。やはり一つの分野を深堀りされている方々特有な雰囲気は世界共通ですね。(ヲ◯クと一括りにするにはあまりに伝統的な分野ですが)

最後にキャンピングサイトを車で視察して帰路に。何家族かで遊びに来るのは良さそうな州立公園でした。夜は天体観測も出来ますし。

車中でアリゲーターには会えなかったねぇと妻子が言っているので「え、みんな保護されたアリゲーターの子供を触っていたでしょ」と指摘すると、てっきり皆トカゲか何かだと思っていたそうです。(他にもヘビを触ったりしたので)

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(証拠写真)

とにかく年内に家族でキャンプするという第一歩を踏み出したいと思いますので、ここも候補地の一つです。

貯金兄弟

ふと図書館で手に取った一冊。

共著者のお二人の経歴はというと、ネットビジネスに強い経営コンサルと公認会計士の方のタッグ。未読ですが確か会計天国という異色作品がよく売れたということは覚えておりました。

あまり期待せず読み出した割には、これが良作。非常に平易にお金に対する異なる考え方と各々の行き着く先を、キリギリスとアリのようにお金に対するスタンスが極端に異なる二人の兄弟の人生を題材にして描くというとても面白い着想に唸りました。

小説としての完成度は期待しすぎてはいけませんが、人生の早いうちに読んでおくべき一冊ではないかと。マネーリテラシーを磨く必要性を感じさせます。

また、兄弟というのは「何も言わなくともわかるはず」という互いの先入観によりコミュニケーション不足が生まれ感情的なもつれも生じやすい、仲間というより、永遠のライバルともいえるため・・・というところは確かになぁと・・我が身を省みさせるものがありました。(特に兄の独善)

肝心のお金に対する自分のスタンス分析ですが、身を置く環境そのものはキリギリス的な兄に近いところに軸足ありながらも、多少は弟のように貯金やお金周りの仕組みに関心があるハイブリッド型、、でしょうか。(ここに至るまでの変遷ありながら)

この10年ばかりの軌跡を振り返ると・・

■ 30歳、ほぼ貯金ゼロから貯蓄開始

そこから一念発起して収入の25%を天引きして貯蓄に振り向ける本多静六式を採用。(但し、厳密なやり方は月収の25%及びボーナス100%を貯蓄ですが、自分は年収ベースで25%のみを貯蓄)

■ 20代前半で加入した終身の生命保険と医療保険を解約

某外資生命の営業マンな爽やかな弁舌に痺れて加入していた貯蓄性のある生命保険(終身保険)を解約。さらに終身の医療保険も解約。生命保険については、結婚して子供が生まれた後に掛け捨ての安い定期保険に再度加入。

■ 株はセンスなく、これまで数百万レベルの累損

個別株では結果的にいつも損しては塩漬けの山。自分に出来るのはインデックス投信などをコツコツ買い続けるドル・コスト平均法ぐらいではないかと思うので、45歳前後で日本に帰国したら慎重に再開予定。(1年ぐらい時間をかけ作戦を練っておこうと思います)

老後に向け幾ら貯蓄しなくてはいけない・・かはちょっと見極めきれていませんが、55歳までの貯蓄計画は一応立てています。(→55歳に向けた貯蓄計画

あと、今後25年ぐらいはしっかり働くつもりです。(自分が67歳、妻が60歳ぐらいになる計算)

・・・そんなことをつらつらと、自分の場合では〜と頭の整理をさせてくれる本でした。ま、あくまでこれはプランAで、プランBもプランCも人生にはありえると思いますが。

他の作品も読んでみます。(マーケティング戦略を解説した、猿の部長、という作品も読破)