NYで和菓子〜源 吉兆庵

海外生活で恋しくなるものの一つが日本の和菓子。それも日持ちしないもの。(赴任時の手土産にはスーツケース一つ分、たねやの和菓子と茅乃舎の出しを持参しましたっけ)

ところが、流石はなんでも揃う世界の中心地NY。しっかり和菓子も手に入るのですね。老舗として名高い源吉兆庵NY店に先輩が手土産を買いに行くのに同行し初訪店。

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(Minamoto Kichoan・・ってきっと誰も読めないわ)

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店内の陳列の美しいこと・・ため息が出そう。外はMaddison Aveですが、この空間は突然ジャパンアートです。そして接客も素敵。

確か日本では主力商品となっている生の果物を使った商品は見当たりませんが(果実菓子の自然シリーズ)、それでも定番の和菓子が一通り揃っており目にも華やか。

基本は酒飲みで塩っ辛いもの好き派ですが、甘いものも嫌いではありません。味見に・・と思い塩大福や和菓子など単品で少し買わせて頂きました。あと、大好きなコチラも↓

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(カステラが14ドル、わずか5切れながら立派なお値段)

ヒューストンに持ち帰って家飲みの宴の際の〆に出させて頂きました。うーん、この控えめで上質な甘さ・・幸せ。底の部分のザラメ糖がこれまた美味しい。

普段使いスイートにはちょっと手が出ませんが、NYへ出店された心意気を多少なりとも応援する気持ちで再訪したいと思います。

・・・どうも和菓子に以前より興味がある自分を我ながら不思議だなぁと思いましたが、坂木司さんの「和菓子のアン」という小説を先日読んだからだ!と気がつきました。読んでて美味しそうでしたし和菓子が直ぐにも食べたくなる良作でした。続編買うか。。

家飲み44宴目〜肉豆腐

今回の単身期間中ではおそらく最後の家飲み食堂☆ヒューストン開店。もう、あるいは、まだ? 44宴目です。

なんだか金曜日の仕事帰りの開店も慣れてきました。僕が19時前に自宅に帰り着いて、ゲストの皆様は仕事帰りの20時に来店。

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(和系のセッティングとしました)

自分でやってみて改めて実感するのが妻のテーブルセッティング力の高さ。同じ素材(ランナーや盆、食器等)なのに、どうもあの感じにはならないんですよね。それでも今回5宴を自分でセットしてみて大分と組み合わせのイメージは深まりました。

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本日のメインは肉豆腐!ドドンと豆腐二丁にしらたき。そして冷凍庫から出した牛肉(の残り)。

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揚げたてのアジフライも添えさせて頂きました。他にはサラダを3種類。(コールスロー系、ロメインシーザー系、きゅうりゴマ油系など)

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(予定通りに24時頃に終宴、本日は若手飲みでもないので)

最初から食洗機に入る分量しか食器を出さないようコントロールするという僕の裏目標も密かに達成。冷蔵庫、冷凍庫を帰国前に出来るだけカラに近づけるという目標も無事に終わりが見えてきました。

あとは帰国前には乾物類、調味料類の棚卸しを行って、日本での食材調達内容を再吟味する必要ありますね。ダシ系は今回買い出し不要な感じです。大人はお酒とつまみ、あとは子供が喜ぶ嗜好品が中心かな。

冷蔵庫の食材とお酒の在庫整理が中心でしたが、取得時の原価に基づいて本日も20-30ドルの参加費を徴収させて頂きました。有難うございます。手土産頂く時は参加費とオフセットしながら、5回の宴での売り上げ?は340ドル。家計の助けにもなります。

■ 家飲み食堂☆ヒューストン・・44宴目

単身生活も残り3週間

さていよいよ8週間ちょいの単身生活も残りわずか3週間となりました。7月末には日本語留学中の妻子を迎えに帰ります。ここからの3週間の半分は米国国内出張なので直ぐ過ぎてしまいそう。

ここまでの出来てること、出来ていなことをざっとレビュー。(スタート初日→8週間のブートキャンプ

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(次女のセクシー?ショット)

▼ 肉体改造

よく運動は出来ている方だと思いますが、肉体改造は・・されてるかな?日焼けはしたのでちょっと顔と手足の先が黒くなりました。体重に殆ど変化ありません。少し体脂肪率が下がったぐらい。

・ジョギングは11回出走して50キロ。
・社交ダンスは個人レッスン4回、グループ7回を踊る。
・ゴルフは11ラウンド、今夏も100切り達成。

▼ 生活改善

自炊・弁当生活は出来ているけど、早寝早起きはなかなかインストール出来ず。うまくいって6時起き。まずは6時起きが出来ればそれでいいかなとも思います。(それでも朝の時間が出来るので)

▼ 断捨離

進捗率60%ぐらいなので、少しマキを入れなくてはいけません。少なくとも子供部屋を終わらせた上で家族を再度迎えいれたいと思います。この週末は家族車の掃除もしました。

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(長女のセクシー?ショット)

▼ 学び促進

CPA勉強については引き続き心が向きませんが、仕事に必要なスキルと割り切ってアメを設定。(→苦手な勉強をするにはアメが必要

6月は以前に職場で申し込んでしまっていたオンラインコースの学びがあったのでそちらに10時間ほど割きましたが、7月の残る3週間は自分の当初計画に従ってCPA勉強を主に取り組みさせてもらおうかと思います。(どちらも必要なスキルです)・・さもないと年末にゲーム(アメ)できないから・・

実は濫読と勉強は確実にトレードオフの関係にあるので、6月末で折り返しの100冊に達することは出来たので、読書時間を削って勉強時間に充てるというのが正解な気もします。読書は出張時の機内や待ち時間を中心に。

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(職場用にバナナホルダーを購入)

まとめますと、既に習慣化しつつある運動、ジョギングやダンス、ゴルフはそのまま単身期間の最後まで継続しつつ、人間ドック前に駆け込みで少々体重を減らせないかを再考。(=節食の検討、決断)

断捨離(主に片付け)は残り3週間で目処をつける。(毎日少しずつ分割して実行)

そして濫読時間や映画鑑賞のウェイトをやむなく減らし勉強時間(まずはCPA範囲の学習を優先・・つまらないけど)に振り向ける。その時間作りを早寝早起きと連動させられないかを検討。目標は朝6時起きの習慣化。

・・ということになりますでしょうか。(わかっちゃいるけどやめられない・・な植木節が背後に流れつつ)

Something Rotten ! 〜ミュージカル観劇メモ

先週のNY出張では一晩だけ放置された夜があったので、すかさず一作品観てまいりました。あいにく殆どの劇場が定休の曜日だったので選択肢少ない中で選んだのがSomething Rotten!

タイムズスクエアの安売りチケット売り場の列に並びながら下調べをすると2015年スタートのミュージカルコメディーとな。歌って踊って笑える、という方向のようなので疲れた頭を休めるのに良いかな、、と思い初観劇。

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(ブロードウェイのこのエリアに来るだけでワクワク)

ストーリー自体は16世紀のロンドン、売れない演劇作家の兄弟が売れっ子のシェイクスピアを超える演劇作品を作ろうと、ノストラダムスの甥っ子に未来を予言してもらい、歌って踊って演じる新しいパフォーマンス、ミュージカルを初めて世に送り出す・・って感じのストーリーなのですが、その作品名がハムレットならぬオムレットなど、とにかくおちゃらけた内容。(タイトルもハムレットの台詞から)

ミュージカルファンであればあちらこちらでクスクスしてしまう悪戯が随所に溢れた仕上がりとなっています。(有名どころを少しずつパクリ、おちょくり、悪ふざけが続く感じ)この笑いの感じ、何か覚えがあるなぁと思ったのですが、1990年頃のパロディ映画、裸の銃を持つ男にそっくりな印象。

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歌も踊りもそこそこに良く出来ていますが、それでも一回観れば十分かな、というのが自分の感想。そもそもコメディ&パロディ好きでもないですし、今ひとつこの手の笑いにノレないので。(英語だから笑いのツボそのものをあまりキャッチ出来ていないとも言えます)

シェークスピア役の俳優Chirstian Borleさんがなかなかに格好良かったのと(あれで1973年生まれの年上とは・・)、アンサンブルの中の一人の長身の女性の笑顔がとても素晴らしかった、というのが本日の収穫。歌はオープニングのWelcome to RennaissanceとA Musicalが耳に残りました。

初めての作品を観る緊張感も良いですが、繰り返しまた観たい作品もあるので毎回何を観ようかと悩みます。(NYに住めば解決するのですが、、片っ端から全部観るということで。。)

6月の読書ログ

6月の読書ログ、前月に引き続きの磐音祭り。(でも8月頭には終了予定、なぜならおそらく全巻読み終えてしまうから・・悲しひ・・)

 

 

(すじのネタバレ含むので嫌いな方はご注意を)

いよいよ40巻の佳境に入り残された磐音一統の物語もわずか10巻ほどに。5月末時点では19巻を読んでいたのに?と。

幕政を変える期待された次期将軍の家基も謀殺されてしまい、磐音一家は江戸を追われ雌伏の日々。そしてようやくの江戸帰還。ここから権勢を誇るタの字の親子とその取り巻き達にどうやってギャフンと言わせるかがもう気になって気になって・・。T村の旦那の傍若無人ぶりはますます目に余り、聖人君子だらけの面々への一服の清涼剤に。。。

ちょっと江戸の世界でバーチャルに過ごす時間が長すぎたせいか、リアル世界でも自分の所属部署を西国の小藩になぞらえて幕閣内での権力闘争を夢想してしまったり、このポジションは幕府の旗本、御家人だったらこれぐらいかな・・とか、む、あやつは直参旗本で御側御用取次的なポジションか?などと密かに考えてしまう変態です。誰にも共有してませんけど・・。

 

 

羽田圭介さんの芥川賞受賞作。日経新聞のコラムを読ませて頂いていたので手に取ってみました。又吉の火花との同時受賞というのは記憶に残っておりました。まだ30歳、若い。ま、やはり自分は純文学ではなくエンターテイメントな直木賞派、ということで。

 

 

結果を出している経営者の語録集と思って読めばいいのか。最近は喝をいれる系のビジネス書には食傷気味なのを再度確認。

 

 

ウツでもないしOLでもないですが。例によってのはあちゅう応援買いということで。noteの有料マガジンも購読しておりますし。(→はあちゅうファンなブロガー

こうした女性向けで自己啓発的な内容はそれなりに売れるのでしょうが(古くはカツマーブームを思い出します)、自分のなんてことない日常を彼女の視点で切り取ったエッセーがやはり好きです。エッセーって売れないそうですが。

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単身の6月は思うがままに読書させて頂きました。(繰り返しですが殆ど磐音祭り)合計23冊。これで2016年200冊に向けてちょうどキリよく折り返しです。

■ 100冊(2016年)