隣人は怪人〜ミュージカル観劇メモ

2週間ほど前のNY出張の夜。NYにて単身赴任中の上司と後輩がいる訳ですから夜は基本あけておきます。

しかしどちらからも「今晩どう?」の声がけは無し。どんなホスピタリティ?ではなく、やった!ラッキー今晩どうしようです。

向かったのはタイムズスクエアのチケット屋。ラストミニッツの券で何か観劇してみようかと思い。


(今晩は、オペラ座の怪人!)

ブロードウェイでも劇団四季でも、なんとなく観る機会のなかった最後の大作。とうとうこの日がやってきました。

きっかけは先月NYでIさんとヴィッレジ巡りでJAZZを楽しんだ際、お住いの隣人が「なんと怪人らしい」というお話。


(オーケストラ席の割に遠いですが、定価の半額ですから良し)

午前中からフラフラしている隣家のおじさんとプールで顔をあわせた際、双方の子供達を遊ばせながら挨拶したそうなんです。

するとなんと「俺、ブロードウェイで怪人やってるんだ、知ってる?」的な。正確にはなんと英語で説明されたのでしょう?ジェームズ・バーバー氏。(→公式サイトもある名優さんです!)

観劇部の部員としては・・ブロードウェイで怪人の主役はってる人!? 過去に美女と野獣の野獣役、レミゼのバルジャンもやってるの!? と大興奮してしまうところですが。。。

ミュージカルをそう観劇しないIさんからすれば、「へー、怪人なんですかぁ。」という淡白な対応だったとか。


(クリスティーナが、なぜか道産子のHさんを思い出させる)

重厚なテーマ曲は脳内でひたすらタンゴ変換・・という想定通りの展開はありながら、切なくも愛おしい見事なストーリーと素晴らしい楽曲に酔いしれたのでした。

しかし感情移入先は明らかにラウルではなく怪人。クリスティーナに、人として男性として一瞬でも受け入れられたことに落涙。

これもひとつのハッピーエンド。