一人旅で濫読

先週の夏休みはビジネス書を置いて、小説を握り締めて旅してまいりました。異国のカフェやマッサージ屋で読書に没頭するのも贅沢。

☆☆☆☆☆

実は初めての伊坂作品、2008年本屋大賞に惹かれて手にとりました。もう驚きの緻密な構成に感服、ザッツ・エンターテイメントですね。

オーケストラのように複数の旋律が流れる中で、めまぐるしく変わるカメラ位置と時間軸。読後直後に冒頭部分の伏線を確認する為に再読しちゃいました。元カノが素敵。

☆☆☆☆☆

東北の凍てつく大自然の中でマタギとして生きる富治の半生を描いた重厚な一作。久しぶりに、名作読んだ~!という感じの読後感でした。第13回直木賞作品。

なぜか、他の熊谷作品を読む前に「銀河~流れ星銀~」を読みたなくなりました(笑) 赤カブトとか・・・懐かしい。(既に分らない人だらけでしょうが)

☆☆☆☆★

☆☆☆★★

東野作品を2冊読み。 悪意の着眼点は面白い、というか東野圭吾凄い。 これだけコンスタントに良質のエンターテイメント作品を量産できるなんて。

☆☆☆★★

1970年代の南米チリで社会主義政権が誕生する混乱の中で奮闘する商社マン達の生き様。。いやぁ、これは大変そうだなぁ、、と、なんか地球の裏側の他人事な世界に感じたりしますが、

先日、9月3日の報道ステーションで放送されたように、ボリビアの鉱山、それも標高4,000mを越える過酷な環境で、頑張る5年目の女性商社マンの姿を観たりすると、さすがに背筋も伸びるという訳で。(本当に感心するので是非PCから動画観て下さい)

☆☆☆★★

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☆☆☆★★

☆3つ以下は即刻ブックオフ売却用段ボールにGO。

5日間の旅で小説8冊、雑誌数冊、行き帰りの機内では映画3本。まずまずのインプット量じゃないかと思います。

128/200冊 (でも、まだまだマズイ状況です)