今週の濫読

10月末ですので一旦読了済みのものを〆ておきます。

悩むことを深く肯定したことが売れている理由なんでしょう。鋭い感性の言葉にハッとしました。

● 自我というものは他者との関係の中でしか成立しない
人とのつながりのなかでしか「私」というものはありえない

● 「物知り」「情報通」であることと「知性」とは別物、「know」と「think」、「information」と「intelligence」は違う

● 「何をするのも、何を信じるのも自由」というのはつらいもの

● 世界を閉じず、開きつつ、自分の身の丈に合わせてサイズを限定していく。その世界にあるものはほぼ知悉しているような「知」のありかた。もう少し、僕は悩もう。

ドラゴン桜公式副読本だそうです。漫画の方も最近再読しました。受験だって、今思えば沢山の知の世界をのぞける貴重な経験だった気がします。

豪華な講師陣ですが、一番響いた講師を選ぶとしたらやっぱり藤原和博さんかなぁ。元リクルートのスーパーサラリーマンにして、民間人初の公立中学校校長を務めた方。著作も殆ど読んでいます。

● 何の為に生きるのか ⇒ クレジットを高める為

クレジットとは、他人からもらえる信頼や共感、信任の総量のこと。RPGの経験値のように蓄積することでレベルがあがり、ステージが広がっていく。僕はクレジットを高めて、次のステージにちゃんと向かえているだろうか。相変わらず近くの洞窟で銅の剣でドラキーあたりをチクチク切り刻んでないだろうか。

平成12年第1刷発行の新書・・・って、なんで買っているんでしょう?多分、誰かのお勧めで載っていたのだろうけど。農業と政治、道路と政治、公共事業と政治。無関心になる前にもう少し考えてみるべきですね。とりあえずインプットが足りない。

☆☆☆☆★

うーん、爽やか! 中盤をじっくり書き込んだ割には、ちょっとラストが寂しい感じもしますが。読み手は、千晴に自分を重ね併せて自分自身のシューカツ体験を思い出すのかも。

☆☆☆☆★

みずたま△さんから郵送頂いたこの2冊、有難く読了致しました。3巻と4巻を送れば、僕が1巻、2巻、さらに5巻以降を買うのをお見通しだったかも。・・たまにはジャンルを変えてということでしたが、僕は昔、剣と魔法の世界が大好き男だったので。ドンピシャリ!

☆☆☆★★

そんな貧乏したことないからよくわからないけど、やっぱりこのばあちゃんはすごいんだなぁ、と。そんな戦後の貧しかった時代を日本人が忘れてしまうことはどうなんでしょうね。

167/200冊