キャリアとは

今一つ仕事に乗れない。
その答えのヒントが少し見えた気がしました。

本書の主題となる「年功序列」に対する考察は大変興味深いのですが、自分自身にHITしたのは・・第2章のくだり、

● キャリアとは会社に与えられるものではなく、自分で形成するもの

● では、本当に自分がやりたかったことはなんなんだろう?

33歳にして自分探しを始める銀行員。祖父も父も銀行員、銀行に入りさえすればうまくいくと思っていた。しかし、彼の前のレールは半ば崩れている。30代のモチベーションが消失し、メンタル面が壊れていると警鐘をならす。

● 自分は大丈夫だろうか?

なんとなく、最近仕事に気持ちが乗らないだけかと思っていたが、無意識のうちに、自分自身のキャリアへの閉塞感を感じていたのだろうか。定期的な昇給も来年で終わり。あとは序列が変わらなければ待遇はいつまでも変わらない。格差はますます広がっていく。

今一度、

● 何の為に働くのか

● 現在の会社を利用して、自分の価値を高めることができるか?

という視点で、自分の立っている場所を見極めたいと強く考えさせられました。そういえば、本書も問題意識のある会社同期からの紹介。

入社10年目。「定年まで飯にありつくため」だけに、ただ生きる訳にはいきません。