「一万冊プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

濫読仕上げ

2008年濫読生活もこれで一区切り。

結局、帰省して、飲んでいるか、本読んでいるか、寝ているか。(ある意味贅沢です)それにしても我ながら雑多なジャンルですが、濫読だからやむをえません。

60年ほど昔に英国人がアフリカの植民地(カメルーン)に動物採集に出掛ける話なのですが、豊かな大自然、魅力的な動物達に、素朴な現地の皆様との交流が圧巻。東京生活で完全に眠っている自分の博物学的好奇心をムズムズと刺激する作品。いつかアフリカにも行ってみたいです。

ファンからマニア、そして辿り着くオタクの境地。ゲーム、アニメに漫画、果てはオカルトまで際限なく広がるオタク論。モビルスーツ(ガンダムとかです)が戦車か飛行機かなんて真剣に考える人達は素敵です。ダイエットに成功したオタキングも凄いですが、やっぱり真骨頂はコチラの世界ですね。

壮絶です。たかが食事とはいってられません。死ぬまでに何回食事ができるのか・・2009年は1食1食を噛み締めなくては。

単なるファン買いです。小室淑江さんは素敵だなぁ。

この2つのばあちゃんの言葉に出会えただけで読む価値ありでした。

● 人間死ぬまで夢を持て。その夢が叶わなくても、しょせん夢やから

● 「世間の目」は、たかが200人

僕の人生の主要登場人物もきっと200人いないんだろうなぁ。限られた人達を大事にしていきたいもの。

新作「逝年」を読む為に、前作の「娼年」を併せて再読。

☆☆☆☆★の繊細なエンターテイメント。娼年ほどの衝撃は感じなかったけど。「娼年」は2年前にカナダ出張に行く際の成田空港で読んだなぁ・・と思い出す。

そして2008年の締め括りはコチラ。齋藤孝先生に言わせると、ニーチェは風呂のように毎日接するべきものだとか。垢だらけですみません。34にもなって・・と言わないでください。

「ツァラトゥストラはこう言った」(岩波文庫)をアマゾンのカートにそっと入れました。

さらに、齋藤孝先生の著作も10冊ほど追加。

この瞬間を見よ。・・・この瞬間という門から、一つの長い永劫の道がうしろに向かって走っている。すなわち、われわれのうしろには一つの永劫があるのだ。(ニーチェ)

今、この瞬間を精一杯生きよう。ちまちました小さい人間になってはいけない。2009年も本は読まなくては。

■ 200/200冊 無事読了 大笑い (ギリギリでしたが)

年末も濫読

濫読生活も追い込みなんですが、帰省先までは既読本を持ち帰らなかったので(当たり前か)・・とりあえず既読分は冊数メモ、気になる作品は後日詳細アウトプットします。

前作に引き続き、毎日の生活に即効で効くクスリ(TIPS)が山盛り。いくつかを採用して2009年の生活習慣に落とし込みを図りたいと思います。

今頃読んでいる往年のベストセラーのこちら。男と女は違う。ただ、違う。そこに良いも悪いもない。・・・深いなぁ。

リンボウ先生のエッセーが大学時代にとても好きで古本屋などで集めました。僕の当面の書斎は家の向かいのベローチェですが、いつかは・・ですかね。

知の大巨人、立花隆先生のロングセラー。今読んでも面白いですね。この方の著作も過去に読み漁ったなぁ。

初めて斎藤孝先生の本を手に取りましたが、これは凄い力作。一言コメントじゃ終われないので、別途アウトプットします。

08年は掛け声だけで終わってしまった歴史の勉強ですが、09年こそは!とりあえず、最初の地ならしなんで「ざっくり」にて行かせて頂きます。

営業赤字転落の報はまさにトヨタショックですが、やはりその強さは本物だと思います。いや本物じゃないと困るなぁ、100株主としては。

ビジネスマンの父親が息子にかける愛情の深さにほろり・・・これ必読の書です。自分も、父親が亡くなる2日前にヨルダンで最後に貰ったメールを思い出し、ほろり。

外は雪景色

実家の窓から外を見渡せば、雪が深々と降り積もっています。さてさて、残り8冊ですよ。

192/200冊

最近の濫読

暮れも押し迫り濫読目標達成(年間200冊)もギリギリになってきました。あっさり一口コメント(アウトプット)にてご容赦願います。

社会の役に立ちたい!と言い切れることは実は凄い格好良いことだと思う。社会企業家として「病児保育サービス」をはじめた元ITベンチャー経営者の著作。

1991年初版とは思えないほど、今も色あせない快作。戦略理論と人間臭い実践論が、見事な企業変革のドラマとなって胸に響きます。

通勤時間は短い方がいいに決まっていると思い込んでいた自分にとっては、むしろ通勤時間をわざと作りだして資源とし、自分の人生を高めるという視点に感銘を受けました。

攻めよせる西洋文化に必死で抵抗するように日本が誇る偉人を紹介する内村鑑三の著作。思想的な論評は脇に置いて、この作品を英語で執筆したという気概に感服します。

確かに、なぜ日本人は戦前を否定するのか。日本文明をどうとらえるべきなのか。まずは、この国に生まれて良かった・・と素直にまず思うところから考え始めたいです。

ほめ上手を目指して頑張ろう!と思いました。僕に急に褒められた人は要注意。それは単なるエクササイズかもしれませんよ(笑)

「負け犬」で一世を風靡した切れ味鋭いエッセイストの酒井順子さんです。この方の観察眼と感性、そして造語力って、本当に凄いと思います。 (ブログ仲間のみずたま△さんが結構似ているかも)

ツボにハマったのは、つぶ餡orこし餡のくだりの分析。僕がつぶ餡よりこし餡派、木綿より絹ごし派なのは、フロイト曰く口唇期的なんだとか。

口唇期的な性格とは、おっぱいを吸うなど、唇から快感を得ている乳幼児気分のまま大人になっちゃった・・・みたいなタイプをさすそうなんです。


ふーむ、だからいまだにおっぱい好きなのか・・・(納得)

183/200冊

 

ホッケの煮付けと報道と

ホッケの煮付けは確かに僕も食べた事がありません。首相を庶民感覚がないとやっきになって叩こうとする報道にも興味ありません。

「ホッケに煮付けはありません、焼くしかないんです」という大島議員・・アホか。

刺身だって煮付けだってありえるでしょ、食べられる魚である限り。ホッケに煮付けは存在しないという前提で、庶民を気取る毎日記者、これもアホか。

ちゃんとよく調べてから記事書きなさい、プロなんだから。先日、自分が関わる仕事が購読している某経済新聞の記事になりました。小さな記事だったけど、やっぱり嬉しい。

でも、一つの事実をどうやって料理して記事にするかは結構記者次第。おいおい、そんなところは強調してないだろ~に的なつっこみどころ満載。あらためて、報道というものの不確かさ、危険さを実感しました。どんな事実も何とでも書けますよ、この感じなら。

「ニュースとの接し方」は特に参考になります。

世にはびこる(つまり報道されている)考え方よりも、この著者の主張の方が正しい気がする・・エコって言葉にはこれからは構えてしまいそう。

先日の勝間本も合わせまして・・

170/200冊

今週の濫読

10月末ですので一旦読了済みのものを〆ておきます。

悩むことを深く肯定したことが売れている理由なんでしょう。鋭い感性の言葉にハッとしました。

● 自我というものは他者との関係の中でしか成立しない
人とのつながりのなかでしか「私」というものはありえない

● 「物知り」「情報通」であることと「知性」とは別物、「know」と「think」、「information」と「intelligence」は違う

● 「何をするのも、何を信じるのも自由」というのはつらいもの

● 世界を閉じず、開きつつ、自分の身の丈に合わせてサイズを限定していく。その世界にあるものはほぼ知悉しているような「知」のありかた。もう少し、僕は悩もう。

ドラゴン桜公式副読本だそうです。漫画の方も最近再読しました。受験だって、今思えば沢山の知の世界をのぞける貴重な経験だった気がします。

豪華な講師陣ですが、一番響いた講師を選ぶとしたらやっぱり藤原和博さんかなぁ。元リクルートのスーパーサラリーマンにして、民間人初の公立中学校校長を務めた方。著作も殆ど読んでいます。

● 何の為に生きるのか ⇒ クレジットを高める為

クレジットとは、他人からもらえる信頼や共感、信任の総量のこと。RPGの経験値のように蓄積することでレベルがあがり、ステージが広がっていく。僕はクレジットを高めて、次のステージにちゃんと向かえているだろうか。相変わらず近くの洞窟で銅の剣でドラキーあたりをチクチク切り刻んでないだろうか。

平成12年第1刷発行の新書・・・って、なんで買っているんでしょう?多分、誰かのお勧めで載っていたのだろうけど。農業と政治、道路と政治、公共事業と政治。無関心になる前にもう少し考えてみるべきですね。とりあえずインプットが足りない。

☆☆☆☆★

うーん、爽やか! 中盤をじっくり書き込んだ割には、ちょっとラストが寂しい感じもしますが。読み手は、千晴に自分を重ね併せて自分自身のシューカツ体験を思い出すのかも。

☆☆☆☆★

みずたま△さんから郵送頂いたこの2冊、有難く読了致しました。3巻と4巻を送れば、僕が1巻、2巻、さらに5巻以降を買うのをお見通しだったかも。・・たまにはジャンルを変えてということでしたが、僕は昔、剣と魔法の世界が大好き男だったので。ドンピシャリ!

☆☆☆★★

そんな貧乏したことないからよくわからないけど、やっぱりこのばあちゃんはすごいんだなぁ、と。そんな戦後の貧しかった時代を日本人が忘れてしまうことはどうなんでしょうね。

167/200冊